日活
「日活」と言えば、一般的に思い浮かべるのは映画会社です。多摩川沿いにある調布の撮影所が有名ですが、本社は文京区本郷3丁目だそうです。
1912年の創立時の社名は「日本活動フィルム株式会社」で、翌年に「日本活動写真株式会社」に改称、1945年に今の「日活株式会社」に社名変更しています。
日本活魚株式会社も略せば「日活」になります(ロゴマークが「日活」です)。同社のWebサイトによれば、本社は築地4丁目、東京支店が新木場3丁目、名古屋支店が港区名四町(めいしちょう)、大阪支店が浪速区桜川4丁目です。
創業は1976年、楽天市場の「魚活」は2008年、Amazonの「魚活」は2012年の出店ということです。「経営理念」のページを開いてみました。まず社長さんの「ご挨拶」が掲載されています。
四季の移り変わりを感じながら、神様の創造の御業を実感する「美しい国」日本国に生まれた私たちは、四方を海に囲まれ豊富な水産資源と自然の中で固有の文化を育んできました。
日本活魚株式会社>経営理念 ご挨拶
やはり「美しい国」は教団系ワードなのかもしれません。先後関係では安倍氏より教団のほうが先です。
企業理念と社訓は次のとおりです。
■企業理念
日本活魚株式会社>経営理念 企業理念、社訓
私たちは「為に生きる」精神を具現化する企業として発展します。
■社訓
「希望、努力、研究、創意」
この企業理念とこの社訓なら、旧・統一教会(統一協会)系の企業であることを疑う余地がありません。「希望、努力、研究、創意」の配列は、このサイトでは4社目です。
名古屋市緑区の自民党ポスター
取扱商品は、アワビ、カキ、オマール、ロブスター、クルマエビ、イセエビ、カニなどだそうです。青森市・アラスカの「鮨処あすか」さんに納入しているのかどうかはわかりません。
東京支店の衛星写真です。
Google Earthでは「本社」と表示されますので、もともとは新木場が本社だったのでしょう。東道路に自販機が設置されていますが、ストビューでは設置業者のステッカーを読み取ることはできません。埋立地にありがちなことですが、付近一帯は路駐天国のようです。
大阪支店にはサントリーの自販機が設置されています。設置業者はコスモフーズさんではないようです。名古屋支店には飲料自販機がありませんでした。
名古屋市緑区大高町の愛協食品流通事業部では2019年2月のストビューから自販機が撤去されていますが、2022年2月撮影のストビューにはポスターがあります。
資機材入れ?と思われる青い箱にポスターが貼ってあります。塀に貼ればいいのにと思いましたが、おそらくブロック塀は隣家所有なのでしょう。「自民党公認 公明党推薦」の「池田よしたか」氏です。
愛知3区比例復活・池田佳隆代議士
名古屋市緑区は昭和区、天白区とともに愛知3区です。ポスターは比例復活の池田佳隆代議士でした。池田氏は当選4回の安倍派で、改造前は文部科学副大臣でした。自民党の点検では、関連団体会合での挨拶と教団への支出の2項目で氏名公表されています。
自民党は氏名だけ公表しており、どの会合に参加していたのか内容はわかりません。
【外部リンク】
■やや日刊カルト新聞>統一教会・家庭連合の大規模フェスティバル・愛知大会に同県選出の自民党国会議員が多数出席 2017年11月16日
■共同通信>全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係
池田氏が挨拶した会合の1つは、2017年の「孝情文化フェスティバル愛知大会 in NAGOYA」のようです。これは関連団体ではなく教団主催のイベントです。ということは、勘違いか虚偽報告のどちらかということになります。
また、2019年の「孝情文化祝福フェスティバル 名古屋4万名大会」にも工藤彰三代議士とともに来賓として出席しているようです。主催は実行委員会、共催が世界平和統一家庭連合、後援が世界平和青年学生連合(YSP)です。
愛知孝成家庭教会
池田氏は共同通信のアンケートでは「相手方のあることですので、以前より、個別のお問い合わせに関しましては控えさせていただいております」との回答でした。支出についても、自民党は誰が何件いくらという形では公表していませんが、2018年の勝共連合への支出は確認できました。
昭和区川名町にある愛知孝成家庭教会の自販機はコスモフーズが設置したものです。池田氏のポスターを2020年10月から2022年3月のストビューで確認できます。
自販機の所有者はコスモフーズですので教団が貼ったとは限りませんが、自販機オペレーターが政党ポスターを貼ることは通常は考えられません。教団が貼ってコスモフーズさんが黙認していると考えるのが妥当です。
なお、7月以降のご本人のブログを「統一」で検索してみましたが、1件もヒットしませんでした。
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