屋外スケートリンク隣接のアメダス阿寒湖畔

アメダス阿寒湖畔はその名のとおり阿寒湖のほとりです。湖岸までの距離は200ｍほどで、温泉街の外れになります。マリモが展示されている阿寒湖畔エコミュージアムセンターとは反対側です。

画像左下に見える曲線は400ｍスピードスケートリンクです。露場の上の矩形は他種目競技場です。アメダス観測所がスポーツ施設の一角に設けられていることは珍しくありませんが、通常は片隅にひっそりと設置されています。このように敷地の真ん中に設置されているのはレアです。

スケート場は冬場の2か月だけ運用されるようです。トレーニングセンター併設の施設で、屋内のプール営業は夏場の4か月間です。温泉街には日帰り温泉施設がないということですが、このトレセンには温泉があります。このため、ジムを使わず温泉だけの利用もされるようです。

ジムの料金を調べてみると、4時間で夏季は170円、それ以外は280円でした。北海道の公衆浴場料金は480円です。ただし、あくまでもシャワー代わりの温泉ですので小規模なもので、石鹸・シャンプーやタオルは持参する必要がありそうです。

トレセンの手前の駐車場は「あかん遊久の里鶴雅」さんの駐車場だそうです。間違って停めてしまうと、ジム料金より高い駐車料金を取られてしまうようです。

アメダス阿寒湖畔は陸別の隣です。標高210ｍの陸別に対してアメダス阿寒湖畔の標高は426ｍです。寒いだろうというのは想像がつきます。

2022年の年平均気温は5.6℃でした。年平均気温の低いほうから全国で4番目です（富士山を除くと3位）。アメダス阿寒湖畔は1976年開設です。2021年の年平均気温は5.3℃で観測史上1位でした。2年連続の更新になります。

2022年は川湯と津別でも年平均気温が観測史上1位でしたので、3地点の年平均気温をグラフにしてみました。

真冬日日数の平年値を陸別、弟子屈と比較してみました。1月の31.0日、2月の28.3日は「満点」です。1月の場合、30年間で1日だけ欠けても「満点」になります。929÷30は30.9666…ですので、切り上げ「満点」です。

阿寒湖畔の年間の真冬日は平年値で192.0日であり、朱鞠内の190.6日、陸別の188.5日を上回ります。真冬日キングかと思ったら、ぬかびら源泉郷が196.0日でした。

アメダス阿寒湖畔の2020年から2022年の観測値は次のとおりです（順位は降順）。平均気温は低いものの最低気温はそれほどでもありません。

▲2020年の観測値

▲2021年の観測値