まだ5月だというのに、よりによって北海道で39.5℃

38℃以上が北海道で10地点

2019年5月26日の日最高気温1位は北海道・佐呂間の39.5℃でした。北海道の最高気温は37.8℃がこれまでの記録で、まだ38℃台が観測されたことはありませんでしたが、昨日は10地点が38℃以上でした。

39.5℃佐呂間佐呂間町オホーツク
38.8℃帯広帯広市十勝
38.8℃池田池田町十勝
38.8℃足寄足寄町十勝
38.5℃湧別湧別町オホーツク
38.4℃糠内幕別町十勝
38.1℃芽室芽室町十勝
38.1℃北見北見市オホーツク
38.0℃更別更別町十勝
38.0℃津別津別町オホーツク
▲38℃以上の観測地点

地域的にはオホーツク振興局管内と十勝管内に集中しています。

38℃以上の10地点
38℃以上の10地点(地理院タイルを加工)

5月の最高気温としても大幅な記録更新です。1993年5月13日に秩父で観測された37.2℃がこれまでの5月最高気温です。昨日の佐呂間の39.5℃は、北海道新記録であり5月の新記録でもあります。

北海道の気温観測173地点中36地点で観測史上1位だったということですが、アメダスの無人観測所が整備されたのは1970年代です。上記10地点のうち帯広は旧測候所ですが、帯広以外の9地点については「観測史上1位」と言っても、たかだか50年弱の期間の中での1位に過ぎないわけです(帯広の観測開始は1892年ですから、きのうは「100年に1度」級の猛暑だったことになります)。

アメダス糠内

さて、北海道の観測ポイントが最高気温1位になるのは、4月17日の鶴居5月6日の湧別に次いで2019年では3度目です。6位のアメダス糠内(ぬかない)を地図上で訪れてみました。

道道15号線沿いでした。標高は70mとされていますが、地理院地図ではすぐ近くの道路上に63mの標高点があります。露場は路面より低いところに設置されていますので、実際の標高は63mより低いはずです。ストビューで見る限り、雨量計は気温計と同じ高さのようです。十勝では積雪はそれほど深くないものと思われます。

アメダス糠内の2020年観測値は次のとおりです。年較差が全国9位、平均気温は低いほうから全国26位タイ、最低気温も低いほうから28位タイです。

年降水量809.5ミリ1231位/1293地点
年平均気温6.3℃893位/922地点
年最高気温36.0℃430位/922地点
年最低気温-28.7℃892位/922地点
年較差64.7℃9位/922地点
年平均風速1.2m/s810位/921地点
年日照時間2018.9時間178位/841地点
▲糠内の2020年観測値

アイヌ語起源のヌカナイ

糠内の語源となる「ヌカン」はアイヌ語で小石だそうです。アメダス糠内付近の糠内川に架かる万代橋のストビュー(2014/06撮影)です。

たしかに小石を確認することができます。どこの川でも中洲はこんなものではないのかと思わなくもありませんが…。

幕別町の「幕別」もアイヌ語由来です。南北に長い幕別町の中心部は北部の幕別駅付近です。中部に糠内出張所、南部に駒畠出張所を置いています。アメダス観測所の所在地は厳密には糠内ではありませんが、町の地域区分としての「糠内」が観測所名称として採用されたものと推測されます。

幕別町(地理院タイルを加工)

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