旧・統一教会の4回目の会見はいつだったのか?

テッシー登場は3回目

このサイトの旧・統一教会(統一教会)に関する親ページは、「統一教会(統一協会)関連施設MAP」と題する固定ページになります。先週、当該ページの末尾に記者会見リストを掲載したところです。

(1)2022/07/11田中富広・会長、澤田拓也・総務局長京王プラザホテル
(2)2022/08/10田中富広・会長、山田達也氏日本外国特派員協会
(3)2022/09/22勅使河原秀行・本部長、福本修也・顧問弁護士松濤本部
(4)?
(5)2022/10/04勅使河原秀行・本部長松濤本部
(6)2022/10/20勅使河原秀行・本部長松濤本部
2023/09/08岡村信男・法務局長、福本修也・顧問弁護士松濤本部
2023/10/16岡村信男・法務局長、福本修也・顧問弁護士松濤本部
2023/11/07田中富広・会長、勅使河原秀行・本部長松濤本部
▲銃撃事件以後の教団会見

(3)は、約30年ぶりにメディアに登場したテッシーが「教会改革推進本部長」として臨み、福本弁護士はヒートアップ、金平キャスターが質問した会見になります。この9月22日の会見を「3度目の会見」とカウントしているのは、次のとおりです。

【外部リンク】
(動画)■日テレNEWS>【“統一教会”3度目の会見】「霊感商法1件もない」 手を震わせ…「報道や左翼弁護士が国民をミスリード」 2022/09/23
(動画)■MBS NEWS>「献金は尊いもの、収奪だとか貢がせるとか、誠に正直腹立たしい」旧統一教会が会見(2022年9月22日)
(動画)■ANNnewsCH>【旧統一教会】30年前話題の”テッシー” 勅使河原 秀行さんが会見に登場「教会改革推進本部」本部長に就任 今後の教会改革の方針を公表 【ノーカット】 (2022年9月22日)
(記事)■TBS RADIO>【音声配信】特集「旧統一教会が会見しコンプライアンス徹底を表明。 改めて考える教団の問題点、そして政治との関わり」江川紹子×鈴木エイト×荻上チキ×南部広美 2022年9月22日(木)放送分
(記事)■読売テレビ【独自解説】“統一教会”会見に「異議あり!」紀藤弁護士と鈴木エイト氏W解説 2022年9月27日
(記事)■女性自身>追及する記者の質疑を打ち切り指示…統一教会が“逆ギレ”会見で「反省してない」「偉そう」と火に油 2022/09/22

4回目が見つからず

約2週間後の10月4日、勅使河原氏は単独で会見を開きます。これを「5度目の会見」としているメディアは次のとおりです。

【外部リンク】
(動画)■日テレNEWS>【“統一教会”会見】献金基準「月収の10分の3超え」で記録へ 元2世信者「実効性に疑問」 2022/10/05
(記事)■読売テレビ>【独自解説】“統一教会”5度目の会見に、紀藤弁護士と鈴木エイト氏が『異議あり!』 教団が示す「改革の追加指針」は守られるのか? 2022/10/06
(記事)■読売新聞オンライン>「献金は自由」と旧統一教会、信者「求められ借金までしたのに」…相次ぐ脱会・返金相談 2022/10/07
(記事)■TBS NEWS DIG>【解説】「旧統一教会」が5回目の会見…献金継続を宣言『月収3割まで搾り取られるおそれ』消費生活センターに教会関係者「相談内容を教えて」と問い合わせ…元信者のジャーナリスト「トップダウンで組織的に動いている証拠」 2022年10月5日
(記事)■MBS NEWS>【旧統一教会】5回目の会見で霊感商法トラブルは「1件もない」→「極めて少ない」勅使河原本部長は献金継続を宣言…教義は「お金はサタンのもの。神様に捧げないと幸せになれない」 22/10/04
(記事)■弁護士ドットコム>旧統一教会の第5弾会見、大手メディアに限定「次回よろしくお願いします」 2022年10月04日

さて、不思議なことがあります。「3」の次は「4」です。9月22日が「3度目」で10月4日が「5度目」なら、その間に「4度目」がなければなりません。私はこの1週間ほど幻の4回目を探してきましたが、それに相当する記者会見が見当たりません。

可能性としては、こういうことも考えられそうです。
●実は9/22以前に「3回目」の会見があった
●正しくカウントすると9/22は「4回目」だった
●そこで10/4を「5回目」としてリセットした

こちらの線でも探してみましたが、やはりそれらしいものが見つかりません。今後見つかったら追加することにします。

10分の3献金

たいした中身はなかった(5)の会見ですが、勅使河原氏は月収の3割以上の献金については「受領証を発行し、問題があったときに確認できるようにする」と述べています。前回の会見で「過度な献金」の歯止めが具体的でないと指摘されたことから、「10分の3」が出てきたものと思われます。

「家庭連合リンク集」という信者サイトに次のような「み言」が見つかりました。

十分の三献金というものは何でしょうか。
まずは教会のために、次には国のために、その次には世界のために使うものです。
このように、教会と国と世界のために使うのが十分の三献金です。
万民がすべてそのようにすることによって、飢餓状態で死んでいく二千万人の人を救済できるのです。

至誠感天 家和万成 第三節 献金生活の生命化

家庭連合リンク集>文鮮明師のみ言 十分の一献金(10分の1条)

どうやら、2007年に光言社から発行された「至誠感天・家和万事成」というタイトルの単行本が大元のようです。著者は文鮮明氏です。この理屈なら、年貢が五公五民だった江戸時代には餓死者はいなかったに違いありません。

同じページには食口10家庭で公職者1人を養えとか、10分の1献金ができないなら食口ではないとか、という話も出てきます。

 「昔の旧約時代は、法に従っていこうとすれば十分の一条をしましたが、今から皆さんが真の父母に従っていこうとすれば、十分の三条をしなければなりません」(2006年7月1日、第16回「7・1節」記念礼拝でのみ言より。『ファミリー』2006年9月号、28頁)

 天一国時代を迎えた今、私たちは一日も早く神様と共に、サタンの讒訴も残滓もない、神様の喜ばれる国をつくっていきたいと思います。

 「十一条」の生活を習慣化して、次には「十三条」として、①「教会のため」、②「国のため」、その次に、③「世界のため」と、より本質的な次元で天の願いを果たしていくことができるよう、邁進してまいりましょう。

光言社>中和新聞セレクトVol.3 生活信仰のすすめ 8「十一条」について〈後〉 2022.01.26

これを書いているのは内田由喜氏です。5000組以上のカップルを送り出した「家庭連合の母」なのだそうです。まさか人に勧めておいて自分はしていないということはないはずです。

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