熊谷(くまや)川の決壊地点

日本には十指を超える「熊谷川」があるようですが、「くまや」と読むのは栗原市内を流れる北上川水系の熊谷川だけだと思われます。熊谷川は合流のたびに落掘川、荒川、迫川と名前を変え、最後は旧北上川として太平洋に注ぎます。

「栗原市志波姫地先」としか発表されていなかった熊谷川の決壊地点ですが、月2回発行の栗原市の広報誌「広報くりはら」第341号(11/1発行)の6ページに写真が掲載されていました。

広報くりはら第341号
広報くりはら第341号(2019/11/1発行)

川の合流地点の橋を渡った先で道路が寸断されています。手前が上流ですので左岸が決壊しているわけです。「北郷川の口」の小字も記載されていますから、もう至れり尽くせりです。

あいにくストビューは2014年9月撮影のものしかありません。右手の電柱と小屋の位置関係はそのままです。ちょうどストビュー画面の真正面、左のガードレールが途切れたところが決壊箇所になります。

栗原市志波姫(Google Earthプロ)

決壊箇所付近には幸いにも人家はありませんので、深刻な事態には至らなかったものと思われます。栗原市では死者・行方不明者は出ていません。河川の規模の大小を問わずやはり合流地点が鬼門のようです。

【外部リンク】
広報くりはら第341号>6・7ページ(台風19号 強い勢力で通過)

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