日本最北の横長信号機はどこにあるのか?

日本の信号機は横長がスタンダードですが、雪の多い地域では縦長が主流です。横長信号機の北限はどこにあるのか調べてみようと思い立ちました。

まずは、本土最北の地・宗谷岬です。ここから横長信号機の北限を探るストビュー上の旅が始まるのです。宗谷岬を通る国道238号線には、日本最北の横断歩道があり、押しボタン式の信号機が設置されています。

信号は全部で4個設置されています。下の地図ではピンクの点で示しました。 両向きに2基ずつ設置されています。北(外)側は浜頓別や網走方面に向かう車線であり、南(内)側が稚内市街地へ向かう車線です。

日本最北の信号機

カーブ地点の歩道側に縦長信号機を設置すると視認性に欠けてしまいます。画面右の黄色◇を走っている車は自分の走行車線側の信号機はまだ見えません。そこで反対車線側にも信号機を設置したのでしょう。埋め込んだストビューは2014年7月撮影のものです。

海側に張り出した信号機だけが横長タイプなのでした。海側が北です。よりによって最北の信号機は、稚内市内にたぶん10基しかない貴重な横長タイプです。日本最北の横長信号機を探すストビュー上の旅は見事に1発目で完了したのでした。

宗谷岬の横断歩道には「停止線」の道路標識もありますので、雪はそこそこ積もるものと思われます。別に横長でなくてもよかったのにと思わなくもありません。

さて、宗谷岬の突端部は1988年に埋め立てられています。複数のモニュメントが建立され、駐車場も整備されました。まだ駐車場や広場がない時代の空中写真です。

埋め立て前の宗谷岬
1984年6月撮影(国土地理院

この航空写真を見る限り、押しボタン式の横断歩道と信号は埋め立て以降に新設または移転したものと思われます。休憩所の位置に横断歩道なのか歩道橋なのか、うっすらと何かが見えます。

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