九州最高気温39.9℃のアメダス日田

街頭での消毒液散布

路上に消毒剤を散布することは新型コロナの消毒法としては推奨されず、むしろ健康にとってリスクを伴うとWHOが警告を発しています。日本ではほぼ皆無だと思われますが、たしかに外国で実施された路上散布の映像は幾度となく見ました。

私はこれを外出禁止を励行させるための政府当局のパフォーマンスだと理解していました。消毒効果はなくても外が危険だと思わせることができるならステイホームには寄与するはずです。撒いているのは本当は消毒液ではないのではないかとさえ考えています。本物の消毒液ならもっと有効に使われるべきです。

外出を抑制するためだけなら、実際に散布するのは水でもいいわけです。もし、撒いているのがアルコールなら火災が起きても不思議ではありません。まあ、さすがにアルコール消毒液を路上に散布することはないのでしょう。

福岡空港が最寄りの日田市

大分県日田市役所を起点に周辺の各空港へルート検索してみると次のようになります。

福岡空港 69.7キロ、55分
北九州空港 90.9キロ、1時間30分
佐賀空港 92.6キロ、1時間23分
熊本空港 74.6キロ、1時間36分
大分空港 104キロ、1時間22分

日田市内を流れる三隈川は、県境を越えるとその呼び名が筑後川となり有明海に注ぎます。下流に流れていくのは水だけではありませんので、分水嶺が県内側にあるなら人も物流も県境を越えることが多いわけです。

日田市

日田市に隣接する12自治体の内訳は、大分2、福岡5、熊本5です。大分では4月21日に中津市で60人目の新型コロナ感染者が出たのを最後に、新規感染者ゼロが続いています。日田市の感染者は1人です。中津も日田も県外移動を制限されると辛いものがあります。

アメダス日田は旧測候所

アメダス観測地点としての日田は旧測候所であり、2001年から無人化されています。九州最高気温の39.9℃が観測されたのは2018年8月13日でした。去年は日最高気温1位が8回あり、今年も5月5日と5月14日にもう2勝しています(最終的に12勝)。10年ごとの平均気温の推移は次のとおりです。

日田の平均気温の推移

結局、2020年は39℃台に達することはありませんでした。日最高気温1位は多いもののの盆地ですので、平均気温としてはそれほどではありません。

年降水量2508.0ミリ276位/1293地点
年平均気温16.3℃227位/922地点
年最高気温38.9℃45位/922地点
年最低気温-4.5℃363位/922地点
年較差43.4℃406位/922地点
年平均風速2.0m/s494位/921地点
年日照時間1922.0時間271位/841地点
▲アメダス日田の2020年観測値

夏は暑く、梅雨はしっかり存在し、冬は寒く乾燥し市街地で雪が積もることもあるというメリハリの効いた気候です。標高は83mで、風速計の高さは22.1mです。

アメダス日田

吸収合併でも「村」を残した中津江村

さて、日田市は2005年に大山町、天瀬町、前津江村、中津江村、上津江村の5町村を編入しました。この結果、旧・前津江村役場付近の住所は次のように変わりました。上津江村も前津江村と同じ一般的なパターンです。

日田前津江 大野
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日田 前津江大野

一方、旧・中津江村役場付近の住所は合併によって次のように変わっています。

日田中津江 栃野
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日田 中津江栃野

「村」を残したケースは、田辺市龍神村や南砺市利賀村、佐賀市三瀬村など少数ですがないわけではありません。「町」への昇格?を拒んだのは珍しいはずです。

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