DX無印以降の精密採点の結果表示は2画面です。DX無印でもDX-Gでも採点をセットしていれば自動的に2画面目に移行しますが、精密Aiではデンモクかカラオケ本体のDAMボタンを押さない限り2画面目が表示されません。
デンモクの「DAM」ボタンは初期画面にはありません。あらかじめデンモクのリモコン画面を開いておかなければ慌てふためくことになります。そして、採点画面を終わらせるには「演奏中止」を押す必要もあります。
DX無印やDX-Gでは何もしなくても2画面目に入り、一定の時間が経てば採点結果の画面は消えたわけですが、精密Aiではいちいちリモコン画面から「DAM」ボタンを押して2画面目を表示させ、「演奏中止」を押して採点画面を消さなければならないのです。ライトユーザー向けに仕様変更したのでしょうが、30曲歌う私の場合は操作が60回以上増えたことになります。
ここだけ採点ランキング
これから何年か付き合っていくことになる精密Aiには、もう1つの不満があります。「ここだけ採点りれき」や「ここだけ採点ランキング」がなくなっていることです。「ここだけ採点ランキング」はヒトカラーのモチベーション維持に不可欠なものです。
DX無印やDX-Gでは、マイクをつなぎながら「ここだけ採点ランキング」を確認していました。1曲だけでも放り込もうとか、これなら全部塗り替えられるとか、最短の8曲(10曲)で塗り替えてしまおうとか、その日の目標を設定できます。春には実装されるのだろうと期待していましたが、夏になってもただの「りれき」だけです。
初めての完全制覇は2014年9月でした。DX無印の時代です。入室時の1位は92.9点台でした。93点台を10曲揃えればクリアです。それまで9曲揃えたことは2度ありました。
25曲目の段階では7位まで独占していました。残り5曲で3曲は微妙なラインです。26曲目の「川の流れのように」が93.2点台、28曲目の「卒業写真」は94点台で、9位まで独占し、29曲目の「恋の季節」でなんとか10曲目が埋まりました。
精密Aiではこういう楽しみがなくなっています(その部屋の採点履歴はデンモクから見ることができますが、ランキングではありません)。
Aiボーナス点は2月か3月に是正
さて、月初に終わっていた第147回は精密Aiによる2回目のシリーズでした。初期の頃には正規分布になっていなかったAiボーナス点は、第147回ではかなり散らばっています。
第144回(2019/12-2020/03)ではAiボーナス0点が20曲ほどありましたが、第147回(2020/03-07)では0点は1曲もありませんでした。第144回でも予選第4ラウンド以降はボーナス0点はありません。おそらく2月中旬から3月初めにかけてアルゴリズムが変更されたものと思われます。
第144回と第147回を比較してみました。第144回はグランドチャンピオン大会ですので、選曲自体ある程度の点数は取れるはずの曲でした。得点や音程が落ちるのは承知のうえです。
第144回 | 第147回 | |
得点 | 92.9 | 91.9 |
素点 | 91.6 | 90.0 |
Aiボーナス | 1.3 | 1.9 |
音程 | 87.2 | 84.2 |
表現力 | 69.0 | 72.1 |
抑揚 | 86.9 | 89.7 |
しゃくり | 11.2 | 15.9 |
こぶし | 8.0 | 10.1 |
フォール | 0.2 | 0.3 |
Ai感性 | 66.0 | 70.7 |
ロング | 7.3 | 6.7 |
安定性 | 8.8 | 8.8 |
ビブ | 7.6 | 7.4 |
ビブ秒数 | 16.6 | 17.5 |
ビブ回数 | 29.4 | 31.0 |
表現力系が伸びているのは、私が対応したからなのか、それとも仕様変更があったのか定かではありません。
Ai感性点と表現力の相関性
Ai感性点と表現力の間には強い相関関係があります。
比較のために、Ai感性点と音程の散布図も掲載しておきます。縦軸が音程です。
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