陽性者数の30日増加率は山形と青森がマイナス

GoToトラベルは7月22日から始まっています。前倒し実施が発表されたのは7月10日でした。そろそろその成果を検証してもいい頃です。もともとGoToトラベルは、主として沖縄と北海道のための事業と言っても差し支えないはずです。沖縄がこうなっている以上、成功したという評価が与えられることはないのでしょう。

まず、6月18日から7月17日までの30日間(A)、7月18日から8月16日までの30日間(B)について、各都道府県の新規陽性者数をNHKの特設サイトでカウントしました。B/Aでこの30日間の陽性者数が前の30日間の何倍になったか算出しました。ついでに人口1万人当たりの陽性者数も計算してみました。

県~7/17
(A)
~8/16
(B)
B/A人口1万人
当たり(B)
人口1万人
当たり(累計)
北海道1423012.10.573.08
青森420.50.020.26
岩手09-0.070.07
宮城41551.30.240.79
秋田026-0.270.43
山形610.20.010.70
福島3217.00.110.56
茨城472375.00.821.57
栃木521583.00.811.42
群馬151328.80.681.53
埼玉6451,5532.42.124.39
千葉3181,2143.81.943.92
東京3,3038,7812.76.3512.82
神奈川4991,9363.92.114.20
新潟6406.70.180.57
富山37826.00.742.93
石川215577.51.363.99
福井4297.30.372.00
山梨56312.60.771.71
長野7659.30.320.72
岐阜1734020.01.702.56
静岡2531312.50.861.14
愛知733,15143.24.184.97
三重1022922.91.281.59
滋賀922825.31.612.39
京都1396174.42.384.32
大阪4514,60010.25.227.77
兵庫1021,09910.82.003.46
奈良512514.91.872.94
和歌山241094.51.172.10
鳥取2168.00.290.38
島根1107107.01.571.94
岡山99210.20.480.66
広島372326.30.821.55
山口44210.50.310.61
徳島28341.51.131.22
香川15221.50.230.68
愛媛028-0.210.81
高知22613.00.371.44
福岡1422,66118.75.217.11
佐賀0148-1.812.38
長崎161529.51.131.38
熊本2357178.52.032.32
大分043-0.380.90
宮崎326889.32.482.66
鹿児島1521601.10.992.00
沖縄71,469209.910.1511.17
全国6,39731,6995.02.514.38
▲GoToトラベルの「成果」

もともと感染拡大基調でしたので増えるのはわかりきっていたことですが、B/Aは全国で5倍です。この30日間の陽性者数がその前の30日間より少ないのは、青森と山形の2県だけです。青森ではむつ市長が、山形は吉村知事が、警戒感を露わにしていたのがちょうどひと月前です。

「東京お断り」を高らかに掲げたのは大井川知事でしたが、東京だけを目の敵にするような表現が気になるところではありました。茨城は全国平均と同じ5.0倍です。

感染拡大地域に「行くな」派では、東京限定だった島根が高校クラスターで100倍超です。立正大淞南は大阪、香川、鳥取に遠征したわけですから、東京には行っていません。佐賀は首都圏限定の「行くな」派でしたが、0人が148人に増えています。

「首都圏など、感染が拡大している地域への観光は、極力避けるよう強くお願いします」とした秋田では、この30日間の1万人当たりの陽性者数が0.27人ですので、要請の効果はあったものと思われます。愛媛も0.21人です。もちろん凸凹はあるわけですが、知事らのメッセージはある程度反映されるもののようです。

第2波の新規感染者数はピークアウトを迎えたような雰囲気もありますが、重傷者数も第1波のピークに近づいています。重傷者の3分の1は大阪です。

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