ワクチン接種率5%→50%の日数、日本は36か国中8位

ワクチン接種率5%から50%までの所要期間

新型コロナワクチン接種率(必要回数)5%が50%に達するまでにどれだけの日数を要したのか、各国の数値を比較してみました。表の左端は現時点(9/18)の接種率、「5%」は接種率5%に達した日、「1回接種」は必要回数接種率5%到達時の1回接種率、右端の「期間」は5%から50%までの所要日数です。元データは「Our World in Data」です。

接種率5%1回接種40%50%60%70%80%期間
65.7%モンゴル4/2723.1%5/316/107/2644日
70.0%カナダ5/2855.7%7/087/198/039/1752日
61.5%イスラエル1/1825.2%3/043/208/1861日
51.2%サウジアラビア7/0348.5%8/269/1473日
56.8%マレーシア6/1913.0%8/219/0578日
73.8%ウルグアイ4/0923.8%6/207/027/198/1884日
55.4%エクアドル6/0510.2%8/238/3187日
53.2%日本6/1015.6%8/199/0991日
76.6%アイスランド3/2410.7%6/166/297/027/1597日
66.4%イギリス3/2745.2%6/037/028/1197日
56.9%ハンガリー3/2317.4%6/056/2998日
73.9%チリ3/0922.9%5/186/177/098/20100日
63.2%オランダ4/1115.4%7/117/258/15105日
58.7%フィンランド5/1437.9%8/118/28106日
72.4%ベルギー4/0113.1%7/087/207/318/26110日
81.0%ポルトガル3/3012.1%7/127/208/028/179/12112日
72.7%アイルランド3/3112.6%7/097/218/099/04112日
76.0%スペイン3/259.5%7/047/188/058/30115日
62.9%ドイツ3/3011.7%7/067/268/26118日
60.2%オーストリア3/2913.6%7/077/279/14120日
65.0%イタリア3/2811.0%7/137/278/28121日
64.2%フランス4/0715.1%7/158/068/31121日
79.7%シンガポール3/2213.5%7/127/228/018/11122日
61.4%カンボジア4/277.9%8/118/279/15122日
74.4%デンマーク3/1910.6%7/107/238/098/24126日
55.2%ギリシャ3/279.8%7/128/08134日
50.6%パナマ5/0511.6%9/029/17135日
55.2%チェコ4/0111.6%7/198/15136日
61.9%スウェーデン4/0413.1%8/018/229/14140日
56.9%リトアニア3/2611.6%7/098/18145日
52.3%香港4/199.9%8/199/11145日
53.7%スイス3/178.4%7/088/11147日
54.9%アメリカ2/1912.8%5/267/30161日
66.4%ノルウェー3/128.6%8/128/249/02165日
50.5%ポーランド3/2610.0%7/019/08166日
50.9%トルコ3/179.7%8/159/15182日
▲ワクチン接種のスピード比較

上位は5%到達時の1回接種率が高い国がほとんどです。8週間隔で2回目を打つアストラゼネカ製ワクチンの比率が多い場合、5%から50%までの期間が短くなります。日本は91日で36か国中8位でした。マレーシアとエクアドルには劣りますが、まずまずのスピードで進んできたと評価できそうです。

第4波のカナダ

国名のはロイターの「COVID-19 TRACKER」によります。直近3週間の感染者が増加傾向にあるか減少傾向にあるかを示したものです。春の第3波を凌いだカナダは再び増加傾向にありますが、これはワクチン接種が進んだことによる規制緩和の影響と思われます。

カナダのロックダウン状況
カナダのロックダウン状況(ロイターCOVID-19 TRACKER

2020年3月に国境を閉じたカナダですが、9月7日から不要不急目的であってもワクチン接種が完了して2週間経過したことを示す書面があれば入国を受け入れています。ただし、第4波を受けて公務員だけでなく航空機や州間移動列車の乗客に対してもワクチン接種を義務付けています。

カナダでは連邦政府が決めた再開基準に沿って、各州の公衆衛生管轄省が具体的な経済活動再開基準を設定しています。1回接種率が基準になっていますが、カナダ全体では6月4日に1回接種が60%に達し、7月13日に70%に乗りました。最新の数値では76%台です(日本は1回接種65%)。

オンタリオ州の規制緩和ロードマップ

オンタリオ州のロードマップは次のとおりです。第3段階でも「2mの距離の確保」を求めていますので、その点では日本の緊急事態宣言のほうが緩いわけです。

●5月20日、オンタリオ州政府は、州全体の予防接種率と主要な公衆衛生の指標の改善に基づいて、公衆衛生対策を段階的に緩和する「ROADMAP TO REOPEN」を発表しました。
○第1段階(STEP1)(6月11日から):「成人の60%が1回目のワクチン接種を受けた状態」
・小規模な集団による屋外活動が可能(最大10人の屋外集会、各テーブル最大4人までの屋外飲食など)。
・非生活必需品を販売する小売店の営業が可能(ただし、最大収容人数の15%まで)。
・生活必需品を販売する小売店の営業が品目の販売制限なく可能(ただし、最大収容人数25%まで)。
・屋外フィットネスクラス、トレーニングなどは10人まで可能。
・動物園、史跡、庭園などは人数制限付きで開園。
○第2段階(STEP2)(6月30日から):「成人の70%が1回目のワクチン接種を受け、かつ成人の20%が2回目のワクチン接種を受けた状態」
・屋外活動の制限の緩和(最大25名の屋外集会が可能。各テーブル最大6名までの屋外飲食等が可能)。
・新たに屋内活動が可能(最大5名)
・非生活必需品を販売する小売店の営業(最大収容人数の25%まで入店可能)。
・生活必需品を販売する小売店の営業(最大収容人数50%まで入店可能)
・屋外フィットネスクラスは3mの物理的距離を引き続き確保し、25名まで緩和。
・屋外でのチームスポーツ(観戦者を含めて最大収容人数の25%まで)
・屋内の結婚式場等の礼拝施設(最大25%まで)
○第3段階(STEP3)(7月16日から):「成人の70~80%が1回目のワクチン接種を受け、かつ成人の25%が2回目のワクチン接種を受けた状態」
・屋外活動の制限の緩和(最大100名まで)。
・屋内活動が可能(最大25名まで)
・屋内での食事における各テーブルの人数制限は無し(但し、テーブル間の距離を保つ等の制限あり)。
・インドアスポーツやフィットネス施設(最大収容人数の50%まで)
・室内会議、イベント(最大収容人数50%または1,000人までのどちらか少ない方)
・屋外イベント(最大収容人数75%または15,000人までのどちらか少ない方)
・生活必需品及び非生活必需品を販売する小売店の営業(2mの距離を保つこと)
・博物館、美術館、史跡、水族館、動・植物園、カジノ、遊園地など(屋内は最大収容人数の50%、屋外は最大収容人数の75%まで)

在トロント日本国領事館>オンタリオ州政府の対応(9/1)

お願いベースの日本の緊急事態宣言には、その効果を検証しにくいという決定的な欠陥があります。どれだけ守られているかを定量的に把握することができません。第5波でさえ効果が見えなかったのですから、第6波に対して日本流の緊急事態宣言が通用しないのは予見できることです。

西村大臣は6月中旬にマスク着用率が低下していることを指摘しており、マスク着用率の向上が第5波の収束に寄与した旨の発言をしていますが、そこまで絶大な効果があるのなら、公共の場でのマスク着用を義務化する法律をつくればいいだけです。

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