新型コロナ5000万人目前、アンドラは感染率6.9%に

新型コロナの累積陽性者数が5000万人目前です。私は5000万人到達を11月10~15日と踏んでいましたので、予想より早く5000万人台に突入しそうです。

陽性者死亡者所要日数
6月28日10,109,299501,609
8月10日20,047,399735,91343日
9月17日30,030,038944,53538日
10月19日40,288,3311,117,10132日
▲新型コロナの累積陽性者数

世界全体の新規陽性者数の推移は次のとおりです。10月以降は危険な角度です。

世界の新型コロナ新規陽性者数の推移
世界の新型コロナ新規陽性者数の推移(Johns Hopkins大

Johns Hopkins大による11/8 午前2:24時点の新型コロナ陽性者数と死亡者数は次のとおりです。致死率や人口当たりの死亡率と感染率を付加しました。陽性者数上位38か国と主としてアジアの11か国を加えています。

国・地域陽性者死亡者致死率人口比感染率
全世界49,605,4711,247,0022.5%1.63465.0
アメリカ9,769,902236,3602.4%7.183296.9
インド8,462,080125,5621.5%0.91961.9
ブラジル5,631,181162,0152.9%7.677266.8
ロシア1,740,17230,0101.7%2.057119.3
フランス1,709,71639,9162.3%6.129262.5
スペイン1,328,83238,8332.9%8.309284.3
アルゼンチン1,228,81433,1362.7%7.400274.4
イギリス1,174,77048,9784.2%7.253174.0
コロンビア1,127,73332,4052.9%6.437224.0
メキシコ955,12894,3239.9%7.39374.9
ペルー917,50334,7833.8%10.699282.2
イタリア902,49041,0634.5%6.782149.0
南アフリカ734,17519,7492.7%3.373125.4
イラン673,25037,8325.6%4.56381.2
ドイツ655,41011,2541.7%1.34878.5
ポーランド521,6407,6361.5%2.015137.7
チリ519,97714,4992.8%7.650274.4
イラク496,01911,2832.3%2.870126.2
ベルギー488,04412,7082.6%11.013423.0
ウクライナ464,5988,5531.8%1.944105.6
インドネシア433,83614,5403.4%0.39211.7
バングラデシュ418,7646,0491.4%0.37125.7
オランダ411,0638,0272.0%4.695240.4
チェコ407,4404,6141.1%4.317381.2
フィリピン393,9617,4851.9%0.69236.4
トルコ391,73910,8032.8%1.29547.0
サウジアラビア350,2295,5251.6%1.612102.2
パキスタン341,7536,9432.0%0.32115.8
イスラエル318,9042,6490.8%3.110374.3
ルーマニア296,9997,7932.6%4.024153.4
カナダ259,13410,5014.1%2.80769.3
モロッコ252,1854,1971.7%1.15169.1
スイス211,9132,7311.3%3.179246.7
ネパール191,6361,0870.6%0.38067.0
ポルトガル173,5402,8481.6%2.785169.7
エクアドル173,48612,8157.4%7.37699.9
オーストリア147,2201,3770.9%1.538164.4
スウェーデン146,4616,0224.1%6.000145.9
日本107,4391,8151.7%0.1438.5
中国91,5944,7415.2%0.0330.6
ミャンマー60,3481,3962.3%0.25811.2
シンガポール58,054280.0%0.048100.0
マレーシア39,3572820.7%0.08812.3
オーストラリア27,6529073.3%0.36011.0
韓国27,2844771.7%0.0935.3
香港5,3641072.0%0.1447.2
タイ3,830601.6%0.0090.6
ベトナム1,213352.9%0.0040.1
台湾57371.2%0.0030.2
▲国別新型コロナ陽性者数(Johns Hopkins大)等
陽性者数

累積陽性者が前回集計時(10/19)より倍以上になっている国は、ポーランド、スイス、チェコ、オーストリア、ベルギー、イタリアです。規定打席外ではクロアチア、ブルガリア、スロバキア、ハンガリー、ギリシャ、ルクセンブルクも倍以上です。欧州以外ではヨルダンが約2.3倍です。

ポーランドの新規陽性者数の推移
ポーランドの新規陽性者数の推移(Johns Hopkins大)

また、アジアではマレーシアの急増が気になります。

マレーシアの新規陽性者数の推移
マレーシアの新規陽性者数の推移(Johns Hopkins大)
致死率(死亡者数/陽性者数)

陽性者数を死亡者数で割った致死率は2.5%に低下しました。致死率ワーストのメキシコでも10%を切りましたが、陽性者数が増えれば死亡者数も増えるわけですから、事態が改善したことにはなりません。麻痺しているだけで、世界規模では流行後もっとも危険な状況からさらに悪化する局面に入りつつあります。最終的に肝心なグラフはこれです。

新型コロナ死亡者数の推移
新型コロナによる死亡者数の推移(Johns Hopkins大)
人口比(人口1万人当たりの死亡者数)

人口1万人当たりの死亡者数が1人未満の国は大半が中東を含むアジア・アフリカ勢です。0.176人のウズベキスタンと0.820人のアゼルバイジャン、それに0.360人のオーストラリアはアジア周辺国ですが、南米ではベネズエラが0.288人、欧州ではノルウェー0.530人、スロバキア0.643人、フィンランド0.654人、ギリシャ0.715人、リトアニア0.736人となっています。欧州第2波でこの数値がどう動くのかは注目されるところです。

感染率(人口1万人当たりの陽性者数)

規定打席外のアンドラは人口1万人当たりの陽性者数が690人に達しました。全人口の7%弱が感染しており、集団免疫獲得にもっとも近い国ということになります。アンドラの致死率は日本より低い1.4%です。一時期に集中しなければ致死率は維持できるでしょうから、先は見えてきたとも言えなくもありません。

ただ、人口7万7000人のアンドラの場合、医療もフランスとスペインに依存しているはずです。1日100人の新規陽性者をどう処遇しているのかよくわかりません。アンドラの11/1現在の感染拡大防止措置は次のとおりです。同居家族以外は3人以上で集まってはいけないようです。バーの宅配が何を運んでくれるのか想像できません。

レストラン
- 12時から16時、19時から24時まで営業可。自宅でのサービスは許可。
- 1テーブル最大2人まで、ただし、同居者数がそれ以上の場合は例外。
- 顧客個人の登録が必要、テーブル間の距離は1.5メートル以上とる。
バー
- 施設内のサービスは中止。
- 営業時間中いつでも、宅配は注文可。
アルコール飲料
- ガソリンスタンドでのアルコール飲料の販売は21時から8時までに制限する。
人の集まり
- 室内では最大2人まで会うことができる、ただし、同居者数がそれ以上の場合は例外。
学校内外での活動
- 教育活動と準学校教育活動は維持する。
- 学校内でのマスク着用は6歳から義務。
- 準学校教育活動はマスク着用の上行う。
テレワーク
- テレワークは可能な限り実施する。
- 対面での職業上の会議の際は、2人を超えてはならない。
- 行政手続は、予約をしなければならない。
体育館
- すべての個別・団体での活動はマスクを着用。
- 指導のある活動は中止。ただし、保健当局が承認した特別規則あり。

在フランス日本国大使館>アンドラ公国における新型コロナウイルス感染拡大防止措置

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