1982年の天皇杯を制した2部のヤマハ発動機
1982年のヤマハ発動機は、当時のサッカー日本リーグの2部(10チームの2回戦総当たり)で優勝して、第62回天皇杯に臨みます。
1回戦 | 2-1 | 東芝(2部リーグ2位) |
2回戦 | 1-0 | 富士通(2部リーグ7位) |
準々決勝 | 1-0 | 三菱重工(1部リーグ1位) |
準決勝 | 2-0 | 読売クラブ(1部リーグ5位) |
決勝 | 1-0(延長) | フジタ工業(1部リーグ4位) |
2部優勝で来季の自動昇格が決まっていたヤマハ発動機は1部リーグの上位チームを次々と撃破して、26チームによるトーナメントを制したのでした。ジュビロ磐田の母体となったのがヤマハ発動機であり、その本社工場は磐田市にあります。
ヤマハ発動機のコーポレート・ロゴは赤です。市役所は青のマーカーで示しました。市街化が早く進んだのは東海道本線より北側です。紫で示したアメダス磐田は太平洋岸の堤防から直線距離で約3.2キロです。
まだ周囲に畑のある地域ですが、アメダス区画の南側はアスファルト舗装の駐車場です。
2020年の日照時間がもっとも長かった磐田
アメダス磐田は2020年にもっとも日照時間が長かった観測地点です。厳密には南鳥島ですが、南鳥島は無人島です。ヤマハ発動機が浜松の日本楽器(ヤマハ)から分かれたのは1955年です。天竜川を挟んで東隣の磐田に本社工場を置いたのは、日照時間が考慮されたということではないはずです。
工業用水と一定の敷地が確保できて国道1号線や東海道本線があって輸送に便利という、それ以上の理由はなかったものと思われます。日照時間が実質1位なら、市の主要施設に太陽光パネルが設置されていてもよさそうなものですが、磐田市役所にも磐田駅にもそんな素振りはありません。
磐田市は2005年に周辺の4町村と合併しています。編入合併ではなく形のうえでは新設合併ですが、磐田市としては市名も市役所も変わりません。合併前のアメダス磐田は磐田郡福田町の所在で、地点名称も「福田」だったようです。
アメダス福田が日照1位だからと言って、旧・磐田市や磐田駅には直接関係はないわけです。そこで、旧・福田町役場を訪れてみました。
屋上に南向きに設置されているのは太陽光パネルのようです。
2020年8月の月間日照時間は316時間
アメダス磐田では2020年8月の日照時間が316.7時間でした。1995年8月の295.6時間を塗り替えているわけですが、1日平均10時間ですから8月中はほとんど晴れだったことになります。
磐田と浜松、湯瀬(秋田)、鷲倉(福島)の日照時間を比較してみました。浜松で41.1℃が観測されたのは8月17日でした。この8月17日頃まで浜松と磐田はほぼイーブンでした。41.1℃は暑さが蓄積されたことが要因の1つだったと言えそうです。浜松では1995年8月に327.2時間の日照時間を観測しています。去年の8月は後半に失速しています。
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