アメダス大瀬戸が廃止、アメダス西海に移転

長崎県西海市のアメダス大瀬戸

アメダス大瀬戸が2021年3月4日の9時過ぎに観測を停止しています。その代わりに直線距離で7.5キロほど離れたアメダス西海が翌5日の19時前から稼働しています。

アメダス大瀬戸とアメダス西海
アメダス大瀬戸とアメダス西海(地理院タイルを加工)

紫のマーカーが大瀬戸、赤のマーカーが西海です。アメダス大瀬戸の2020年の観測値は次のとおりです。

年降水量2183.0ミリ418位/1293地点
年平均気温16.8℃167位/922地点
年最高気温33.6℃714位/922地点
年最低気温0.2℃64位/922地点
年較差33.4℃872位/922地点
年平均風速2.2m/s414位/921地点
年日照時間1836.7時間355位/841地点
▲アメダス大瀬戸の2020年観測値

年最高気温が33℃台で、年最低気温は氷点下に達していません。冬は暖かく夏はそれほど暑くないという理想的な気象条件です。年較差33.4℃は小さいほうから51位ですが、沖縄と離島を除くと石廊崎の31.0℃に次いで2番目です。石廊崎先端に人家はありませんので、人家に近い本土の観測地点としてはもっとも年較差が小さかった観測地点ということになります。

アメダス大瀬戸

山中の観測施設ですので標高は43mで、もっとも近い民家まで180mほどです。旧・大瀬戸町の瀬戸港の近くになります。

移転先は西海市内の七釜地区

移転後の観測地点は同じ西海市内の七釜(ななつがま)地区です。埋め込んだストビューは2012年2月撮影で、標高40mの七釜郵便局駐車場から五島灘を臨んでいるものです。

観測所の標高は18mということですので、ここより海に近く、また廃止された大瀬戸より人家の近くになります。七釜の沿革を調べてみました。

1889年 町村制施行、七釜村が発足
1955年 面高村(=おもだかむら)と合併して西海村
1957年 瀬川村と合併して(2代目の)西海村
1969年 町制施行で西海町
2005年 大瀬戸町・西彼町・大島町・崎戸町と合併して西海市

西海国立公園の指定が1955年3月で、翌月に西海村が誕生しています。ただし、この当時の西海村は西海国立公園のエリアに入っていません。

海か川か、島か半島か

美空ひばり「川の流れのように」はニューヨーク滞在中の秋元康がイースト・リバーを見ながら作詞したと言われています。

イースト川

マンハッタンの西を流れるのはハドソン川です。青で示したイースト川は、川と呼ばれている海峡です。川は上流から下流に流れます。ごくまれに逆流しますが、やがて収まります。海峡なら滞留するか片側交互通行となります。

長崎県西部の海岸線を走る国道202号線などはサンセットロードとも呼ばれています。七ツ釜港の対岸は人口87人の南串島(なぐしじま)です。

南串島(地理院タイルを加工)

車で通リ過ぎると川を渡ったように勘違いしそうですが、実は海峡を渡っていることになります。

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