アメダス尾之間
屋久島には2つのアメダス観測所があります。旧測候所のアメダス屋久島は2008年に無人化されています。観測施設は空港内に設置されていますが、もともとは測候所ですので気圧や日照時間の観測値も公表されています。気恥ずかしい愛称を付けていない屋久島空港は島の東部で、標高は37mです。
屋久島にあるもう1つの観測所はアメダス尾之間(おのあいだ)です。島の南部にあり、標高は60mです。
2020年のアメダス尾之間の観測値は次のとおりです。
年降水量 | 3553.0ミリ | 49位 | /1293地点 |
年平均気温 | 20.7℃ | 36位 | /922地点 |
年最高気温 | 34.9℃ | 581位 | /922地点 |
年最低気温 | 4.7℃ | 36位 | /922地点 |
年較差 | 30.2℃ | 881位 | /922地点 |
年平均風速 | 2.8m/s | 238位 | /921地点 |
年日照時間 | 1849.1時間 | 343位 | /841地点 |
アメダス屋久島との比較
直線距離で約19キロ離れているアメダス屋久島は毎年のように日本有数の降水量を観測しています。両地点の月別降水量を比較してみました。まずは平年値(1981~2010年の平均)です。7月・8月は遜色ありませんが、とりわけ冬場に大差がつくようです。
2020年は次のようなグラフです。5月だけ尾の間が上回っています。
アメダス尾之間の年平均気温は次のように推移しています。1983年と1996年は一定の欠測がありますので除外しました。
温暖化を否定できないグラフです。
大人の人と泳ごう
尾之間は、屋久島では宮之浦、安房(あんぼう)、春牧に次ぐ規模の集落ですが、屋久島では貴重な温泉街です。尾之間にはスーパーや診療所もあります。移住先としては悪くないようです。二又川に架かる町道の橋で私好みの看板を見つけました。2014年2月撮影のストビューを埋め込みました。
ストビューではこの川に架かる橋が4本ありますが、いずれも水面を確認することはできません。降りるのは難しいのかもしれませんが、地形的に遠方から流れてくる川ではありませんので、水量は限られているはずです。遊泳禁止にするほどのことはないのでしょう。
1889年の町村制施行以降、屋久島には上屋久町(村)と屋久町(村)の2町(村)が併存していました。西隣の口永良部島(くちえらぶじま)は、おそらく航路の関係でしょうが上屋久町に属していました。両町は2007年に合併しています。
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