ワクチン1回接種率99%超のアラブ首長国連邦

ワクチン・ダービー(11/17)

日本経済新聞社「チャートで見るコロナワクチン 世界の接種状況は」のワクチン接種率が「100人当たりの接種回数」から「必要回数接種率」に切り替えられています。これまで100人当たりの摂取回数を2週間ごとに拾ってきましたので、元データの「Our World in Data」(11/17閲覧)で継続します。

人口上位30か国が対象です。赤地白抜きの数字は前回集約時(11/3)から10回以上増えている国、オレンジが5回以上増えている国です。

165.9中国154.8日本161.0イギリス 7.9
81.3インド4.3エチオピア150.1フランス
131.8アメリカ64.6フィリピン 10.5153.3イタリア
78.4インドネシア 7.732.3エジプト 5.140.1南アフリカ
53.2パキスタン 6.3102.7ベトナム 19.11.6タンザニア
138.8ブラジル 10.50.2コンゴ民主共和国40.4ミャンマー 7.2
4.3ナイジェリア137.9ドイツ11.1ケニア
51.1バングラデシュ 8.3139.6トルコ160.1韓国 8.7
79.1ロシア 6.6115.5イラン 13.9101.1コロンビア 8.9
99.7メキシコ122.1タイ 14.1158.4スペイン 6.5
▲100人当たりのワクチン接種回数(人口上位30か国)

米英仏の3か国については、前回の日経の数値を「Our World in Data」の11/2の数値に置き換えています。日経は3回目をカウントしていなかったのかもしれません。100人当たりの接種回数では、日本は人口上位30か国の中では中韓英西に次ぐ5位です。

日本の必要回数接種率は75.6%で、シンガポール82.7%、カンボジア79.0%、韓国77.6%、マレーシア76.8%、中国76.6%に次ぐ東アジア6位です。アラブ首長国連邦は必要回数接種率が世界1位の89.3%、1回接種率は世界2位の99.1%です。

世界各国の感染者数、致死率など(11/17)

新型コロナ累積感染者数上位38か国及び主としてアジアの12か国について、累積感染者数、致死率、人口10万人当たりの死亡者数、人口10万人当たりの感染者数、検査陽性率をまとめました。感染者数と死亡者数はJohns Hopkins大の感染マップ(11月17日午後8:21)、直近1週間の陽性率は「Coronavirus (COVID-19) Testing」から拾っています。国名の右のは過去3週間が増加傾向か減少傾向かを示します(ロイター)。

国・地域累積感染者数致死率人口比感染率陽性率
全世界254,557,3362.0%6.57326.6 
アメリカ 47,312,4111.6%23.141429.47.8%
インド 34,466,5981.3%3.36249.80.9%
ブラジル21,965,6842.8%28.771033.4
イギリス9,686,3631.5%21.151426.94.4%
ロシア9,027,1632.8%17.42618.67.2%
トルコ8,459,0890.9%8.771003.07.0%
フランス 7,413,2511.6%18.271135.73.6%
イラン 6,051,6422.1%15.29720.56.5%
アルゼンチン5,308,7812.2%25.731174.6
ドイツ 5,144,8311.9%11.73614.116.0%
スペイン 5,061,0451.7%18.771082.52.7%
コロンビア 5,036,2872.5%25.13989.85.7%
イタリア 4,873,0752.7%21.98806.01.5%
インドネシア 4,251,4233.4%5.25155.4
メキシコ 3,847,2437.6%22.59298.415.7%
ウクライナ 3,418,7922.4%19.12781.740.0%
ポーランド 3,254,8752.4%21.04860.011.5%
南アフリカ2,926,3483.1%15.09493.40.9%
フィリピン 2,819,3411.6%4.18257.34.8%
マレーシア2,556,8651.2%9.20790.04.2%
オランダ 2,375,0120.8%11.221386.114.7%
ペルー 2,216,8329.1%60.87672.3
イラク 2,070,8831.1%5.86514.95.2%
タイ 2,037,2241.0%2.89291.917.2%
チェコ 1,930,2141.6%29.611802.411.5%
カナダ1,762,6381.7%7.81467.03.0%
ルーマニア 1,748,5683.1%27.89908.911.4%
チリ 1,730,4562.2%19.88905.23.4%
日本 1,725,1111.1%1.45136.40.3%
バングラデシュ1,572,9481.8%1.7095.51.2%
ベルギー1,524,8621.7%22.821315.713.8%
イスラエル1,338,5270.6%9.411546.40.6%
パキスタン 1,280,3622.2%1.3058.00.9%
セルビア 1,218,4230.9%12.531394.624.2%
スウェーデン1,185,0931.3%14.951173.56.2%
ポルトガル 1,110,1551.6%17.921088.73.8%
ベトナム 1,045,3972.2%2.39107.45.5%
カザフスタン 1,040,9241.7%9.35554.4
ネパール817,6721.4%3.94280.64.0%
アラブ首長国連邦741,0740.3%2.17749.30.0%
スリランカ552,9942.5%6.55258.314.8%
ミャンマー514,7163.7%3.4994.6
韓国 402,7750.8%0.6278.6
モンゴル 374,9700.5%5.821143.913.8%
シンガポール 241,3410.3%1.05412.517.1%
オーストラリア 192,8401.0%0.7575.60.9%
中国110,8334.4%0.030.8
台湾16,5034.0%0.286.90.0%
アイスランド 16,1130.2%1.00472.5
ニュージーランド 9,2860.4%0.0719.30.7%
▲世界各国の新型コロナ感染者数等(11/17)
感染者数

東欧の感染拡大がドイツやオランダなど西欧にも波及しています。アジアでは韓国とシンガポール以外は落ち着いた状態です。世界全体では週300万人で反転するようです。

世界の新規感染者の推移
世界の新規感染者の推移(Johns Hopkins大 11/17)

前回も掲げましたがアラブ首長国連邦の感染者は次のように推移しています。ワクチン接種率が9割に達しても、ゼロコロナにはならないということです。

アラブ首長国連邦の新規感染者の推移
UAEの新規感染者の推移(Johns Hopkins大 11/17)
致死率

世界全体の致死率は前回の2.025%から2.011%に低下しました。日本の致死率は前回の1.061%から1.062%で横ばいです。アラブ首長国連邦は致死率0.3%という超優等生です。

人口1万人当たりの死亡者数

表の「人口比」は人口1万人当たりの死亡者数です。アラブ首長国連邦は2人台で、日本を含む東アジア諸国より高いものの中東ではシリアとともに突出した数値です。

人口1万人当たりの感染者数

「感染率」は人口1万人当たりの累積感染者数です。750人近くのアラブ首長国連邦は720人台のイランや510人台のイラクより多いわけですが、検査も多い国ですので取りこぼしは少ないはずです。

陽性率

アラブ首長国連邦の陽性率は高いときでも2.4%です。これまで人口1000人当たり9700回検査したという、それはそれで恐ろしい国です。

UAEの陽性率の推移
アラブ首長国連邦の陽性率の推移

先週の新規陽性者が500人ほどいるわけですが、陽性率が0.0%になるのは次のようなからくりです。100万人検査して500人の陽性者が出たら、陽性率は0.05%です。小数点2位四捨五入で0.1%になります。

1,000,001人の検査で500人の陽性者なら、陽性率は0.04999995%です。小数点2位を四捨五入すればしっかり0.0%になるのです。必ずしも0.0%=ナッシングではありませんので、グラフに偽りはありません。

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