鷹が舞い降りた? 地理院地図の吹き出しバグ

「鷹巣」を検索してみたら…

私はほとんど毎日のように地理院地図を利用するヘビーユーザーですが、吹き出しを利用することはあまりありません。「鷹巣」で検索したときのことです。

地理院地図のバグ
幻の鷹巣谷(地理院タイル

緯度経度は合っていますが、そこは熊本県山江村ではありません。サルはともかく小学生でもわかります。北海道・下川町の三十二線川が名寄川に合流する地点です。

三十二線川
三十二線川(地理院タイルを加工)

川が流れているわけですから谷と言えば谷には違いありませんが、名前を必要とするほどの地形には思えません。

鷹巣谷?

北海道にもオオタカやハイタカは生息しているようです。また、熊本の鷹巣谷は実在します。

愛別町には鷹ノ巣沢が…

今度は「鷹ノ巣」で検索してみました。すると…。

魚沼市?
幻の鷹ノ巣沢(地理院タイル

そこは新潟県ではありません。「どうした? 何があった?」と言いたくなります。やはり座標は合っていますし、魚沼市には「鷹の巣沢」が実在します。

富沢橋
富沢橋(地理院タイルを加工)

愛別川にヨーコシナイ第二川が合流する付近です。川に名前がついている以上、あえて○○沢とする理由はありません。

鷹ノ巣沢?

仏の顔は三度まで

二度あることは三度ある、かもしれません。「鷹之巣」で検索してみましたが、とくに異常はありませんでした。ところが、「三十二線川」を検索してみると…。

北海道?
幻の三十二線川(地理院タイル

国東半島は北海道ではありません。それなら、と「名寄川」を検索してみました。

名寄?
幻の名寄川(地理院タイル

明らかな誤りというのはさほど実害がありません。私は仏ではないので、四度目も許容します(むしろ楽しんでいます)。問題は微妙な位置関係のときです。この吹き出し機能は(今のところは)慎重に使う必要があるようです。

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