九州の予定は福岡だけなのに
宮崎大学が学生に対して副学長名で「夏季における諸活動について」という注意喚起を促しています。7月3日付です。
夏季休業中は、学生対象のさまざまなイベントが開催されますが、サークルやボランティア団体を称して入会を勧誘する団体の中には悪意のあるものや、本来の趣旨とは異なる意図で近づくものがあります。
宮崎大学>夏季における諸活動について 2023/07/03
それ自体はとくに珍しいことではありません。夏休み前に、熱中症予防やクスリ・飲酒関係の注意喚起が出るのはいたって普通のことです。ただ、この系統単独での注意喚起は珍しいかもしれません。
例示されているイベントは、最初が「ボランティアサークル」で2番目が「留学生日本語弁論大会」です。旧・統一教会(統一協会)あるいは世界平和女性連合を名指ししたものではありませんが、念頭にはあるはずです。
日本語弁論大会はタイムリーヒットかもしれません。大学の数自体が少ない宮崎では、女性連合の留学生日本語弁論大会は予定されていません。過去においても開催された実績はないはずです。弁論大会が例示2番目というのは、かなりの「優遇」ぶりです。
過剰反応とも言えそうですが、危機感を反映したものかもしれません。宮崎で最初にターゲットになるのは確実に宮崎大です。
宮崎家庭教会
旧・宮崎大学は1980年代に木花キャンパスに移転しています。清武キャンパスの旧・宮崎医大は1970年代の設立です。
宮崎家庭教会は宮崎インターチェンジの近くで空港から10分かかりません。2006年竣工の「ティヌカーラMIYAZAKI」という名前の結婚式場で、2013年に競売で落札したようです。
地方教会としては有数の規模であり、駐車場も50台クラスです。
「未来づくりフォーラム」
オープンになっている宮崎県の教会施設は、ほかに都城家庭教会があるだけです。延岡・日向の県北部にはありません。
宮崎県平和大使協議会が主催した「宮崎未来づくりフォーラム」は2020年10月11日に宮崎市民文化ホールで、2021年3月28日には佐土原総合文化センターで開催されています。
後者は「宮崎の美しい自然を次世代へ-豊かな里山づくり・海づくり-」という自治体やローカル局・ロケール紙が乗っかりやすいテーマで、次のような講演が行われています。
●里山の保全・再生の必要性とその取り組み
●海の砂漠化と海の森づくりに向けて
●リーフボール設置による藻場造成の実証報告
なかなか他県では見られない分野ですが、長崎では「長崎未来平和フォーラム」の名前で水産関係の会合が開かれています。汎用性が高いせいか教団は昔から「フォーラム」好きです。ビデオセンターの名称などでよく使われていました(→サイト内検索)。
「未来」は九州ではパワーワードなのかもしれません。大分の「家庭と未来研究所」を発見したとき、傾向がやや異なる名称だと思いましたが、そういうわけでもないようです。
なお、ピースロードは五輪聖火リレー、留学生日本語弁論大会はNHK放映される「外国人による日本語弁論大会」、平和大使は1998年に長崎から始まった「高校生平和大使」がモデルになっているはずです。
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