日本で一番長い橋は東北新幹線の高架橋だった

「橋」の定義

Wiki「橋の一覧 (長さ順)」のページには「10km以上」の橋として、東北新幹線の一部区間が世界ランク3位として掲載されています。陸橋も橋のうちであり、鉄道あるいは道路の高架橋は橋と言えば橋なのです。

長い橋TOP3
Wikipedia>橋の一覧 (長さ順)

俗に「浪速八百八橋」と言いますが、いったいいくつあるのか数えようとしたことがあります。このときに困ったのは、エリアの問題と「橋」の定義です。
(A)「なにわ」の区域はどこまでなのか
(B-1)隣接した上下線が接合していない場合、1つの橋なのか2つなのか
(B-2)道路・鉄道の陸上高架橋を含めるのか
(B-3)人しか通れない歩道橋や跨線橋を含めるのか
(B-4)車も人も通行できない水道橋やガス橋を含めるのか
(B-5)大阪城や住吉大社など施設内の橋を含めるのか

大阪市建設局は2021年4月時点で758橋を管理しているということです。2009年4月は764橋でしたので若干減っていますが、市の管理外となる鉄道橋などをカウントしていけば808には届きそうです。

赤羽台トンネル

東北新幹線は赤羽駅を過ぎたところで東北本線と分離します。そのまま北上して荒川を渡る東北本線に対して、新幹線は八幡神社の敷地から星美学園の地下に掘られた585mの赤羽台トンネルに入ります。

赤羽台トンネル
東武日光線(地理院タイルを加工)

1984年12月竣工のトンネルです。このトンネルを抜けてから114キロに渡る高架区間が始まります。

赤羽台トンネル

東北新幹線は抱き合わせで建設された埼京線とともに、高架のまま新河岸川と荒川を渡り埼玉県に入ります。

荒川橋梁

橋と高架は連続していると言えなくはないわけで、解釈次第あるいは定義次第の世界です。

約10キロの茨城県区間

東北新幹線は大宮駅で川越線に直通する埼京線と分かれます。大宮駅からは新埼玉交通線としばらく並走し、同線丸山駅以降は単独走行になります。東武日光線南栗橋駅の北側で東武の車両区を見下ろして利根川に向かいます。

5県境付近
茨城県区間(地理院タイルを加工)

東武日光線は群馬県経由で栃木県に入りますが、東北本線と東海道新幹線は茨城県経由で栃木県に入ります。利根川の手前で権現堂川を渡ると茨城県です。地理マニアだけが無駄にテンションを上げる区間です。霞橋で権現堂川を渡ったところのストビューです。柱は新幹線高架です。

茨城から栃木に入ったかどうかは新幹線の中からでははっきりしません。

茨城・栃木県境

手前が栃木県、側道右斜めの畔が県境、奥が茨城県になります。いちいち「ようこそ栃木県へ」などという案内板はありません。

矢板市の第一大槻トンネル

小山を過ぎ、宇都宮を過ぎると、いよいよ「日本最長の橋」が終点となるトンネルに入ります。

第一大槻トンネル
第一大槻トンネル(地理院タイルを加工)

矢板市の750mの第一大槻トンネルです。

第一大槻トンネル

この114.4キロ区間を「橋」と呼んでいいのかどうか、議論の余地は十分にありそうです。

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