100mの錦栄街、交差点は2つ

レノンウォールのリストに「新蒲崗錦榮街交差点」があります。「新蒲崗(San Po Kong)」は旧・啓徳(カイタック)空港の北側です。Po Kong村に「新」がついたのは、どうやら日本軍の仕業のようです。

新蒲崗付近
新蒲崗付近(Google Earthプロ)

占領時代に空港の拡張を企んだ日本軍は、空港周辺の村を破壊して用地を確保しただけでなく、九龍城砦の壁や史跡の石材を用いて空港の拡充を試みたそうです。戦後、戻ってきたイギリス軍も日本軍の「事業」を引き継いだようです。

こうしてできた施設は、九龍湾に張り出した2500m滑走路が1958年に運用を始めたことで工場用地に転用されています。Po Kongに「新」が冠せられたのはこの時期のことだと思われます。

現在の香港国際空港は中国返還翌年の1998年に開港しています。すっかり空港が移転した今では高層ビルも建てられるようになっているわけですので、新蒲崗の景観はこの数十年で著しく変貌したことになります。

さて、「錦栄街」という名古屋チックな名称の通りはすぐに見つかりました。錦栄街は100mしかありません。交差点としては丁字路が2つあるだけです。

錦栄街
錦栄街付近(Google Earthプロ)

このどちらかにレノンウォールがあるはずですが、レノンウォールになりそうな構造物が見当たりません。可能性があるほとんど唯一の施設は東の丁字路にある永隆銀行のビルの南面です。

それほど広いスペースではありませんが、ここ以外にはレノンの壁になりそうな場所が見つかりません。ところで、西の丁字路の正面で珍しいパターンのサインポールを発見しました。2011年2月撮影のストビューです。

サインポールが1階に1本、2階に3本あります。1階のサインポールは「赤・白・青」ではなく「赤・白・青・白・青・白」です。また、2階の右側は世界的にもレアな左肩上がりのS字巻です。

2016年12月のストビューではこの理髪店は閉店しており、三菱のエアコン室外機はダイキンとパナソニックに置き換えられています。

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