フランス・イタリア国境のアルプス
スペインからローマに進軍するカルタゴの名将・ハンニバルがローヌ川を越えたのはブール・サン・タンデオル付近だとされています。弟のハンノを別働隊として先に上流から渡河させ、本隊との挟み撃ちでローヌ渡河戦を乗り切ったようです。
37頭の戦象がローヌ川にたじろいだそうですが、先に2頭のメスを筏に乗せたら他の象も後に続いたという眉唾ものの話もあります。ローヌ川を越えれば次はいよいよ伊仏国境のアルプスです。
4色サインポール
大阪・摂津市でこんなサインポールを見つけました。白地に赤、青、緑の4色タイプです。
実は北九州・小倉駅近くの紫川河口付近でも4色サインポールを見かけましたが、白地に赤、緑、青の順です。形状は似通っていますので、同一メーカーが製造したものと思われます。また、ブラケット型の4色も駒沢公園の近くで確認しています(配色順は小倉パターン)。
青と緑が共存する国旗は少ないはずですが、はたしてこの4色で構成された国旗があるのだろうかと調べてみたところ、アフリカに実在していました。
太さには目をつぶるとして、配色順としては見事に摂津のサインポールと同じです。ガンビアは旧イギリス領で、セネガルに囲まれています。パリ・ダカールラリーで容易に想像できるように、セネガルは旧フランス領です。
ちなみに、ギニアは旧フランス領で、ギニアビサウは旧ポルトガル領、シエラレオネは旧イギリス領です。英仏間では諍いもあれば譲渡交渉もあり、独立後のガンビアとセネガルにも紆余曲折はあったようですが、現在では深刻な対立はないということです。
摂津のサインポールはガンビア国旗パターンですが、配色順が異なる小倉や駒沢のサインポールを何と呼べばいいのか私としては困ります。そこで、配色順は無視して両者をフレンチ+イタリアンのアルプス型と名付けようと思います。
なお、MAPはあくまでもイタリアンを掲載しており、今回の摂津や小倉や駒沢のアルプス型は対象外です。
律令国としての摂津
摂津市も旧律令国名を市名としています。1966年に三島町が市制施行したわけですが、静岡に三島市があります。静岡県三島市の市制施行は1941年です。摂津市Webサイトでは摂津三島市でなく摂津市とした事情についての記載は見当たりませんでした。
摂津国の範囲は西宮や三宮を過ぎて神戸市須磨区まで及びます。摂津市の位置を先に覚えてしまうと、神戸方面で見かける「摂津」に強い違和感があります。広域地名が嫌われる理由はそんなところにありそうです。
須磨浦公園からロープウェイとカーレーターで回転展望閣(鉢伏山)まで上がると、次は山上遊園(旗振山)行きの観光リフトです。展望閣側は「せっつ駅」で山上遊園側は「はりま駅」と名付けられています。
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