ペンシルべニア州など激戦州で決まるアメリカ大統領選挙

アメリカ大統領選挙は2004年には共和党のブッシュ、2008年と2012年は民主党のオバマ、2016年は共和党のトランプが制しています。21世紀に入って2勝2敗です。前回の一般投票の得票率はヒラリー・クリントン48.04％に対してトランプ45.95％でしたが、獲得選挙人ではトランプが上回りました。

民主党が4連勝（以上）している州は次のとおりです。数値は民主党の得票率です。

▲民主党4連勝の17州区（200人）

一方、共和党が4連勝の州は次のとおりです。民主党より5州多い22州ですが、選挙人の数は民主党より20人少ない180人です。

▲共和党4連勝の22州（180人）

実質的に勝敗を左右するのは残りの12州ということになるはずです。

▲接戦になる12州（158人）

前回の獲得選挙人は306人対232人でした（誓約違反投票があり、実際には304対227）。74票差ですので、29票のフロリダ州と20票のペンシルべニア州がひっくり返れば、逆転する計算になります。

仮にこの2州を落としたとしても、ミシガン州、ウィスコンシン州、ノースカロライナ州、オハイオ州のうち3州を取れば民主党が勝つわけです。鍵を握るのはこの6州です。

この6州について、民主党と共和党の得票率の差を求めてみました。

▲過去4回の得票率の差

【2024/08/23追記】2020年大統領選挙では、ペンシルベニア州（20）・ミシガン州（16）・ウィスコンシン州（10）を民主党が制しました。共和党はジョージア州（16）とアリゾナ州（11）でも敗れて、高齢対決はバイデンが勝利しています。

東西に長いペンシルベニア州は東の州境にフィラデルフィア、西にピッツバーグを抱えています。そのせいなのか、州都は中央のハリスバーグです。次のストビュー画像はフィラデルフィアに近いランカスター市内です。

ミネアポリスでもみかけたS字型右下がりのサインポールがありました。玄関の柱を塗色してあるだけで、ここも回らないサインポールです。「Monchy’s Hair Salon」という理容店ですが、2011年7月のストビューではこの柱は外壁と同じ色で塗装されています。

実は私が気になっているのは、サインポールより電柱のほうです。かなり傾いているように見えますが、一番古い2008年10月のストビューでも同じように傾いています。地震の巣でもありませんので、この程度は気にしなくてもいいものかもしれません。