片品村の(元)村議と尾瀬霊園の(前)園長は同姓同名

片品村

「特別豪雪地帯」には、岩手県では八幡平市(旧松尾村)と西和賀町、宮城県では大崎市(旧鳴子町)、滋賀県では長浜市(旧余呉町)が指定されています。関東で唯一指定されているのが群馬県片品村です。ということは、みなかみ町より片品村のほうが降雪は多いことになります。

片品村
片品村(地理院タイルを加工)

新潟県魚沼市、福島県檜枝岐村、栃木県日光市と接する片品村の人口は2020年国勢調査で4000人を切りました。1920年の第1回国勢調査人口を1割近く下回ったことになります。

片品村の人口推移(国勢調査)

全日本卓球選手権シングルスを9回制した星野美香が片品村の出身です。

村議選

最近5回の片品村村議会議員選挙は2003年と2007年が無投票でした。檜枝岐村は星さんが多かったわけですが、片品村では星野姓が多いようです。2003年には星野育夫さんと星野育雄さんが同時に当選しています。

2007201120152019
星野栄二384397390
星野吉弥334
狩野孝夫314
萩原正信293307
後藤真平238302
北沢佳子257
千明勉312239
萩原和典236
髙山悦夫262222
千明道太317208
鹿野一郎192
飯塚美明236181
戸丸広安148112
星野千里201309
梅沢志洋345272
今井功247259
星野逸雄253250
入沢登喜夫282243
星野精一201234
星野育雄209179
高橋正治268
星長命256
笠原耕作241
千明金造186
星野完治136
角田幸司116
吉野勲110
萩原一志
大竹文夫
星野侃三
萩原日郎
▲片品村村議会議員選挙

この中に気になる名前があります。2007年に無投票当選、2011年に最下位当選、2015年不出馬で、2019年は落選した戸丸広安さんです。私はこの名前に接した記憶があります。今は403エラーで接続できなくなっていますが、尾瀬霊園の園長が戸丸廣安さんでした。

2018年の昭和村の村議会議員選挙は定数12に対して立候補者が9人で再選挙になり、再選挙でも残定数3に対して立候補者は3人で無投票でした。戸丸氏1期目の2007年の片品村でもそうなりかけたのではないかと思われます。スキを見せると、こうなってしまうということのようです。

宗教法人認可の行方

尾瀬霊園は1983年の開園だそうです。初代園長も戸丸さんで、2代目園長が村議と同姓同名で年齢的にも齟齬はない戸丸広安さんです。尾瀬霊園の2代目園長と村議が同一人物かどうか確認できたわけではありません。広安園長は昨年退き、今の園長も戸丸さんのようです。

広安氏は1975年の「1800双」ということです。1800双の男子の命名文字は「忠、安、高、賢、重、基、周、君、永、徳、平、東、南、喜、敬、景」ですが、3代目園長は「正政」氏です。「正」は1800双・女子の命名文字には含まれています。それほどの強制力はないのかもしれません。

もともとは初代園長が所有していた農地を霊園用に提供したものと思われます。厚労省の通達では、墓地や納骨堂を経営できるのは地方公共団体、宗教法人、公益法人に限られるようです。かりに教団の宗教法人認可が取り消されたとしても、尾瀬霊園が閉鎖されるという事態にはならないでしょう。

霊園として埋葬が進むと、これはもう永続的な施設として維持してもらうしかありません。火葬場なら更地にできても、墓地は容易に引き返すことのできない性質の施設です。霊園自体はこの土地に残り続けることになるはずです。

事件からもうすぐ5か月です。賃貸入居している教団施設の中には、退去を迫られている施設もあるはずです。とりわけマンションの場合はシビアな状況にあるのではないかと推察されます。そろそろ何らかの話が出てきてもいいのにと思わなくもありません。

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