深夜の豪雨、アメダス湯前横谷など5地点で通信障害

7月4日の日降水量TOP10

2020年7月4日(土曜日)の日降水量上位10地点は次のように熊本の観測地点がほぼ独占しましたが、気になることがあります。

所在観測地点降水量途絶復旧
熊本県湯前町湯前横谷386.5mm4日10:10~復旧せず
熊本県山江村山江379.5mm4日10:10~復旧せず
熊本県水俣市水俣367.5mm無事平常
熊本県天草市牛深363.0mm無事平常
熊本県芦北町田浦359.0mm4日11:10~5日11:50~
熊本県あさぎり町354.0mm4日10:10~5日16:10~
熊本県球磨村一勝地351.5mm4日9:40~復旧せず
熊本県五木村五木339.0mm4日10:10~復旧せず
高知県馬路村魚梁瀬337.0mm無事平常
熊本県多良木町多良木328.0mm4日10:10~復旧せず
▲7月4日の日降水量上位10地点

7月7日の時点で2020年の日降水量1位は6月4日に鹿児島県十島村の中之島(トカラ列島)で観測された390mmです。湯前横谷(ゆのまえよこたに)の386.5mmはこれに次ぐものですが、通信障害が発生しており4日午前10時10分以降の観測値が反映されていません。

ただし、通信が途絶えていない人吉や水俣では11時以降の観測値は0ミリですので、湯前横谷で4ミリ以上降っていたかどうかは疑問です。田浦と上(うえ)は翌5日に回復していますが、湯前横谷、山江、一勝地、五木、多良木の5地点は6日24時の時点でまだ復旧していません。

◆2021/12/27追記 湯前横谷、山江、五木、多良木は空白期間の数値が埋まっていますが、一勝地は7月7日から13日にかけて欠測となっています。一勝地では7日の雨で雨量計そのものにアクシデントが発生したものと思われます。また、2020年の日降水量1位は最終的には宮崎・神門(みかど)の490ミリでした。

深夜から未明の大雨

熊本南部のアメダス
熊本南部のアメダス(地理院タイルを加工)

深夜の大雨だったことが被害を大きくしたものと思われます。日付が変わった4日未明の時間帯に60ミリとか70ミリとかの雨が降っています。大雨特別警報が出たのは午前4時50分ですが、外に出て避難できる状況にはなかったでしょうし、雨音で防災無線は聞こえないはずです。

日時田浦一勝地山江人吉湯前横谷
3日16時17.58.09.09.526.520.5
3日17時3.01.01.03.06.09.0
3日18時0.50.52.50.50.50.0
3日19時4.01.51.01.00.00.5
3日20時0.510.05.512.011.010.5
3日21時17.511.510.018.09.512.5
3日22時3.59.54.56.57.58.5
3日23時9.513.514.017.015.516.0
3日24時0.017.57.020.015.07.0
4日1時21.030.037.028.321.523.0
4日2時24.546.036.568.570.062.5
4日3時69.043.562.022.526.538.5
4日4時62.539.051.07.57.013.0
4日5時55.576.073.039.041.538.5
4日6時72.516.533.09.533.046.0
4日7時33.044.047.016.037.565.5
4日8時17.544.525.565.568.051.0
4日9時3.012.010.541.040.037.5
4日10時0.54.03.59.011.0
▲熊本南部6地点の時間降水量

アメダス湯前横谷

湯前横谷の観測地点は雨量のみの観測ですが、ストリートビューの行き止まり付近で道路から少し外れた高台に設置された雨量計を確認することができます。宮崎との県境まで100mもありません。

アメダス湯前横谷

アメダス湯前横谷の2020年総雨量は4423.5ミリで全国11位でした。「市房」の地点名だった移転前の1993年以来の4000ミリ台です。

2000年3月、湯前町(ゆのまえまち)は多良木町(たらぎまち)、水上村(みずかみむら)との3町村で合併に向けた任意の協議会が発足しましたが、法定協議会には進展しませんでした。

湯前町(地理院タイルを加工)

球磨川の源流は水上村です。くま川鉄道湯前線(地図の茶色)の終点が標高190m台の湯前駅です。水上村の入口には湯山温泉があります。温泉街の手前で「湯前」という町名になったようです。アメダス湯前横谷の標高は横谷峠と同じ665mとされています。

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