広島が燃える―Google予測による明暗

広島県の人口は47都道府県で12位、人口密度で17位です。11月末時点の累積陽性者数は857人で全国22位、人口1万人当たりの陽性者数は0.30人で33位でした。第1波でも第2波でも目立つことはありませんでした。私は知事の名前も知りませんでした(存在感がなかったのは「いいこと」に違いありません)。

ここに来て様子がかなり変わっています。12月12日時点の累積陽性者数は1,541人で15位、人口1万人当たりの陽性者数は0.55人で25位です。冷静に見れば、本来の位置に近づきつつあるということかもしれません。

月別の陽性者数は次のように推移しています。12月は昨日(12日)までの数値です。累積1,541人のうち12月の684人は44.4%に当たります。まだ19日残しているにもかかわらず、です。

累積8月9月10月11月12月
北海道11,1713533261,0295,7332,302
青森371311916876
岩手2951544167101
宮城1,49847199320484288
秋田9231410272
山形24020849105
福島599729213511398
茨城1,973251112111793412
栃木86010812759149222
群馬1,612250261199307405
埼玉10,2941,6137261,2042,5691,872
千葉8,0631,3908451,1381,9731,071
東京46,7458,1264,9215,3589,8435,806
神奈川14,8212,4761,9361,8153,8452,266
新潟39032281414759
富山4741503143615
石川907305150344354
福井3318916135915
山梨451761726128107
長野9411515332377223
岐阜1,4612437160386389
静岡2,148207611151,012480
愛知12,5392,7408308643,8862,414
三重1,04227912956293184
滋賀857279525023075
京都3,208665310284625537
大阪24,6214,4862,0512,1607,5204,348
兵庫7,2281,0554425332,3731,605
奈良1,4322835179469315
和歌山55180123317799
鳥取677133209
島根16510831618
岡山7406612129313141
広島1,54112911985195684
山口433115331217347
徳島1871051816176
香川200321684652
愛媛358250219844
高知339451368187
福岡6,5512,670444187600725
佐賀378155895569
長崎308157592637
熊本1,22732955222226204
大分50879131136213
宮崎5902177213588
鹿児島8131105553159184
沖縄4,7851,731358852988461
全国178,24232,11215,19917,74847,18229,114
▲各都道府県の月別陽性者数

広島県のデータサイトでは次のように公表されています。陽性率の4.9%や感染経路不明割合の49.2%は、今の全国の状況ではむしろ優秀な部類に入ります。

広島県の感染状況(12/12)
広島県新型コロナウイルス感染症データサイト(12/13)

病床使用率の63.5%が気になります。最新(12/13更新)のGoogle予測がこうなっているからです。

Google「COVID-19 感染予測」(12/13広島県)
Google「COVID-19 感染予測」(12/13広島県)

年末年始に感染が広がる最悪のパターンで、国内では未体験レベルの感染爆発となります。頂点も見えません。今の病床使用率が63.5%なら、とても対応できる水準ではありません。

ちなみに、東京は今週でピークアウトするという予測です。17日の新規感染者は検査数に匹敵する7,000人近くですけど…。

Google「COVID-19 感染予測」(12/13東京都)
Google「COVID-19 感染予測」(12/13東京都)

「神のみぞ知る」のだとすれば、今週は衝撃的な1週間になるのかもしれません。もともと20日前後が鍵でした。

Google予測は日によって大きく変動することがあります。広島も東京もこのとおりにはならないと私は見ています。トレンドを把握することはできますし、トータルとしてはそれほど外れないはずです。

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