ワクチン接種率74%のチリは6歳以上が接種対象

OECD加盟国のワクチン接種率

OECD加盟国のワクチン接種率です。前総理の退陣表明時に作成した表に、日経の「チャートで見るコロナワクチン世界の接種状況は」から10/13時点の100人当たりの接種回数を、元データの「Our World in Data」から必要回数接種率を加え、ロイターの特設サイトから最近3週間の感染状況を付記しました。

OECD加盟国4/129/2 10/13接種率増減
ポルトガル19.3143.8155.785.8%
アイスランド20.6146.1152.480.7%
スペイン19.9140.5149.679.0%
デンマーク20.9147.2150.975.5%
アイルランド19.0138.3144.974.2%
チリ60.1153.2174.774.0%
ベルギー19.1141.0144.672.8%
カナダ18.6142.2150.272.1%
イタリア19.5129.6145.269.2%
オランダ13.7126.4135.867.6%
ノルウェー18.9130.0146.467.5%
フランス19.1130.5140.266.7%
イギリス56.1136.3140.966.3%
スウェーデン17.6123.6134.966.2%
フィンランド19.6123.7140.865.3%
日本1.2105.4139.765.1%
イスラエル112.5152.9169.864.7%
ドイツ19.5122.9131.164.7%
ルクセンブルク18.2123.1126.462.9%
リトアニア21.4114.1117.460.9%
オーストリア21.1120.8126.460.6%
ギリシャ18.7106.7114.960.3%
スイス18.6112.1123.559.8%
韓国2.286.1133.659.6%
ハンガリー37.7119.1124.259.0%
チェコ17.9107.7111.056.0%
アメリカ51.7111.9119.955.7%
トルコ21.2113.7133.654.6%
エストニア22.896.0104.554.4%
ポーランド18.495.699.351.7%
オーストラリア3.677.7120.851.2%
スロベニア19.891.1103.950.4%
ニュージーランド1.873.1116.150.2%
ラトビア8.679.289.648.1%
コスタリカ10.084.8113.144.6%
スロバキア19.583.886.941.6%
メキシコ7.966.983.337.2%
コロンビア4.970.284.336.1%
▲OECD加盟国のワクチン接種率等

必要回数接種率では日本はすでにイスラエルを抜いています。東欧が増加傾向にあるのは、英独仏などの規制緩和が相対的にワクチン接種率の低い地域に影響した結果ではないかと思われます。

チリ

チリの新規感染者の推移です。9月第2週を底に想定内の増加傾向にあります。

チリの新規感染者数の推移
チリの新規感染者数の推移(Johns Hopkins大 10/13)

チリは南半球でもっともワクチン接種に前向きです。イタリア製と中国製の国内工場を建設することが決まっており、ワクチン接種対象は6歳以上です。2020年3月18日に発令された大災害事態宣言が9月末で解除されたばかりです。

公共交通機関やエレベータ内でのマスク着用義務は引き続き課されているものと思われます。ピニェラ大統領は去年12月に250万ペソ(当時のレートで約35万円)を納付しています。

コロンビア

コロンビアは赤道上にあり、南米ですがどちらかと言えは北半球の国です。ミュー株が発見されたのがコロンビアですが、とくに感染拡大しているわけではなく、デルタ株より感染力が強いという話も聞こえてきません。新規感染者は6月末をピークに減少し、この1か月ほどはイーブンです。

ジェトロのWebサイトに病床使用率が掲載されていました。

ジェトロ>コロンビア 新型コロナ関連情報(2021年9月17日)

児童用と新生児用を分けているのは新鮮です。9月半ばでこの数値ならピーク時はどうなっているのだろうと思って、おそるおそる7月半ばの数値を確認してみましたが、あまり変化はありません。80%というのは、どの国でも事実上の満床ということのようです。コロンビアの2020年の超過死亡率は40.6%だそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました