四国最長の河川橋・吉野川河口のサンライズ大橋

河川橋としては四国最長

2022年3月、吉野川の河口に徳島南部自動車道(E55)「吉野川サンライズ大橋」が開通しています。最近は橋の名前もミドルネームが流行りのようです。

吉野川河口
吉野川河口(地理院タイルを加工)

橋の長さは1696.5mとされていますので、日本の橋では14位、河川橋としては4位となります。四国の河川橋としては最長です。高速の橋ですから歩いて渡れる橋ではありません。

吉野川河口では10年前に阿波しらさぎ大橋が開通したばかりです。

橋長道路供用開始
吉野川橋1,071県道39号1928
吉野川大橋1,137国道11号1972(1986)
阿波しらさぎ大橋1,291県道29号2012
吉野川サンライズ大橋1,696徳島南部自動車道2022
▲吉野川河口の橋

2016年着工

着工は2016年ということです。2016年7月の衛星写真では北側に2本、南側に1本の橋桁が確認できます。2017年5月の段階では11本が揃っています。

2017年5月の吉野川サンライズ大橋

最新の画像は2021年3月です。閉合が2021年秋ということですので、まだ繋がっていません。

2021年3月の吉野川サンライズ大橋

別宮川だった吉野川

2019年4月のストビューです。

ところで、明治時代の地図を見ると、河口付近の吉野川が「別宮川」という名称になっています。「べっくがわ」と読むようです。

旧吉野川
旧吉野川(地理院タイルを加工)

どうやら別宮川は江戸時代に広げられた川のようです。徳島城の外堀にしたかったのかもしれません。洪水で流れが変わり、拡幅された別宮川が本流になってしまったということです。1928年(昭和3年)に吉野川の支川だった別宮川は吉野川に、吉野川は旧吉野川に名称変更されています。

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