無人機攻撃
12月5日、ウクライナの無人機によるロシア空軍基地への攻撃がありました。翌6日にはクルスク空港（軍民共用＝侵攻後は軍専用）近くの石油貯蔵施設が炎上しています。
クルスクはハルキウから約200キロ北です。「ウクライナ情勢MAP」作成時に拾い上げたウクライナ国境沿いの空港の1つです。
5日に攻撃を受けたエンゲリス空軍基地とディアギレボ空軍基地についてはピックアップしていませんでした。そんな戦争になるとは思っていなかったからです。
エンゲリス空軍基地は一発でヒット
サラトフ州のエンゲリス（エンゲルス）空軍基地は、ロシア空軍がヨーロッパ側に配置している最大の爆撃機基地だそうです。
エンゲリス空軍基地は簡単に見つかりましたが、リャザン州のディアギレボ（ジャギレボ）空軍基地が見つかりません。リャザン州はモスクワ州のお隣です。報道によれば、基地はモスクワの南西200キロとされています。
Google Mapを衛星写真に切り替えてみました。リャザン州の州都・リャザン市の南東方向に空港らしい区画が見つかりました。Oblastnoy Aeroportの滑走路は2000mクラスですが、Google Earthで年代を遡っても軍用機が配備されている様子はありません。
ディアギレボ空軍基地
Oblastnoy Aeroportからリャザン市方向に8キロほど北西にはトゥルラトヴォ飛行場があります。滑走路は1200mで、ウクライナ側が狙う価値はなさそうです。
英語版Wikipediaに「Dyagilevo (air base)」というページが見つかりましたので、これをそのままGoogle Mapの検索窓に放り込んでみました。すると、ジャギレヴォ駅がヒットします。リャザン駅のモスクワ寄りです。その西側に空港がありました。
Google Mapでは名前がありませんが、3000m滑走路です。戦闘機の機影もあります。ここがディアギレボ（ジャギレボ）空軍基地で間違いなさそうです。
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