犬山家庭教会と隣のカフェ店の入れ替わり

東京の「◯◯前駅」には、二重橋前駅、国会議事堂前駅、外苑前駅、明治神宮前駅、都庁前駅、三越前駅、東大前駅、水天宮前駅、明大前駅、駒場東大前駅、不動前駅、市場前駅、新井薬師前駅などがあります。蔵前駅は別として、「◯◯」という著名な施設が駅の近くにあるはずです。

ローカルな有名スポットなのでしょうが、いったい何の施設なのかわからないケースもあります。

▲「～前駅」

矢田については「矢田前」という地名で、「矢田の前」という意味ではないかもしれません。基本的には神社系なのでしょう。「八幡（はちまん）さま」のような「◯◯さま」があるからこその「◯◯前」なのだと思われますが、荒谷と富岡は突き止められませんでした。

名鉄広見線にあるのが「富岡前駅」です。地名としては「富岡」や「富岡新町」などがありますので、「富岡前駅」でなくても「名鉄富岡駅」でいいわけです。

富岡前駅から徒歩5～6分ほどの県道64号線沿いに犬山家庭教会があります。2018年4月撮影のストビューです。スマホでは見えづらいでしょうが、庇の左に「メーベルコトブキ」の文字が読み取れます。

「メーベルコトブキ」さんは、2021年5月に犬山駅東口のショッピングモール「犬山キャスタ」にあった最後の店舗を閉じています。犬山家庭教会がここに移転してきたのは2013年のようです。5年以上「メーベルコトブキ」の屋号をそのままにして建物を使っています。

中古の建物に現況渡しで入居して従前の看板を外していないわけです。八代家庭教会もそうでしたが、どうやら本部からの資金援助がない独立採算制のようです。内外装工事もできることは自分たちでやるというパターンになってしまうものと思われます。

ということは、たとえば1億円の献金があったとしても、教会なり教区なりでプールされる余地が十分にあります。そもそも本部はいくらの献金があるかを把握できる立場にありません。1億の献金を5000万で報告することが可能だった時代が少なくとも過去にはあったはずです。

ところで、Google Mapで「犬山家庭教会」を検索すると、隣の建物にピンが刺さります。実際には「こっちが正解」の建物が教団施設です。

Google Mapでは「こっちが正解」の建物は「カフェプラスアルファ」さんになっています。現実とは入れ替わってしまっているようです。ストビューは3回分あります。