十勝の新得町
北海道の新得町は十勝に属します。狩勝峠(かりかちとうげ、石狩国と十勝国)と日勝峠(にっしょうとうげ、日高国と十勝国)でわかるように「国境」の町です。

この新得町に複数のネット地図で「新得町役場モータープール」と表示される建物があります。

私が「モータープールMAP(大阪以外)」を作成したのは2017年秋のことでした。ストリートビューで「モータープール」の看板を見かけたら、その施設が民間有料駐車場であろうと車両・重機置場であろうとピックアップしていく方針で始めたものです。
その際、この「新得町役場モータープール」についてもストビューを覗いてみた記録が残っています。
民家にしか見えない

これは民家です。店舗として「モータープール」を屋号としているわけではありません。町役場が運営する施設のようには見えません。駐車スペースはありますが、「モータープール」と称する施設にも見えません。
「モータープール」の看板を確認できないことから、MAP掲載を見送ったのは当然のことです。向かい側には倉庫のような建物があります。

これなら「モータープール」で納得できるのです。地面の盛り上がり(削られ)具合からして、おそらく2台の重機置場として使われているはずです。ただ、ここは民間企業の敷地のようです。役場の「モータープール」ではありません。
役場前には駐車場あり
新得町の人口は今年2月末で5,582人です。町役場の周辺にはブロック丸ごと駐車場の区画さえあります。

「新得町役場モータープール」は役場から徒歩11分です。「新得町役場モータープール」は来庁者用の駐車場ではないはずです。十勝のスケール感からすれば、歩道に路駐したところであまり影響はないはずです。
今回、ゼンリン「いつもNAVI」の地図で「新得町役場モータープール」を検索してみました。ピンはGoogle MapやYAHOO!地図と同じ民家に刺さりますが、その近くに「新得町役場モータープール」と表示される施設があります。早速ストビューを開きました。

表札調査のゼンリン
なるほど納得です。これなら重機置場としての「モータープール」です。

私は5年半前も青い屋根の建物はストビューで確認したはずです。向こう3軒両隣はチェックしますが、さすがにここまでは見ません。まあ、看板は見当たりませんでしたので、MAP反映はできませんけど…。その意味では収穫はなかったわけです。

ただ、大切な教訓は得られました。やはり表札調査のゼンリンをないがしろにしてはいけないということです。
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