尾道家庭教会もGoogleマップでは「閉業」

尾道家庭教会

中原家庭教会は「閉業」が取り消されていますが、Googleマップでは尾道家庭教会にも「閉業」がついています(2023/05/18時点)。

「閉業」の尾道家庭教会

2017年2月の航空写真では路駐?を含めて10台以上の車が停まっています。この建物の特徴は、1階と2階の駐車場の区分が見かけ上は明確でないことです。

尾道家庭教会

2階が教会です。2階に続く外階段があるのは南側です。埋め込んだストビュー画像は暗くなりすぎて見えませんが、2階ドア枠の上部に教団マークがあります(2015/08撮影のストビューでも)。

尾道家庭教会

1階にはある法人の看板があります。

中国傘職人製造の和傘?

この法人の登記上の本店所在地は対岸の向島(赤マーカー)です。

尾道
尾道家庭教会(地理院タイルを加工)

和傘・野立傘専門店ということですが、実店舗はなく通販だけと思われます。向島が住居で教会の下が事務所兼倉庫なのかもしれません。通販サイトを覗いてみました。

卸業30周年を迎え、『お客様のお手元によりよい商品を』をモットーに中国傘職人製造の和傘を直接お客様への販売を開始致しました。

和傘・野立傘専門店 恭雅

「中国傘職人製造の和傘」とは「中国傘の職人が作った和傘」ではなく「中国(大陸)の傘職人が作った和傘」という意味のようです。「中国(地方)の傘職人が作った和傘」でもないはずです。

なお、特定商取引法に関する表示のページに記載された代表者の氏名は、旧・統一教会(統一協会)古参信者と同姓同名です。

卸業と通販なら来客はほぼありませんから、せいぜい納品と出荷の車が来るだけです。扱う商品が傘ならそれこそ軽トラで十分です。数台分の駐車場は必要ありません。ということは、駐車場は2階の教会施設のためのものと理解してもよさそうです。

向島(むかいしま)

向島と本州の間は200~300mほどの向島水道で隔てられています。

向島水道

狭い水道ですが、尾道大橋と自動車専用道路の新尾道大橋が並行して2本架かっているだけです。海上通行の関係で架橋を控えているものと思われます。

尾道大橋

渡船ルートは複数あり、サイクリングコースとしても渡船利用が推奨されています(チャリは100円程度)。

向島
向島(地理院タイルを加工)

向島と岩子島の間に架かるのは向島大橋、因島との間に架かるのはしまなみ海道の因島大橋(2層式でチャリは下層通行)です。2006年の合併で因島の先の生口島まで尾道市になっています。

2022年6月以前に移転

尾道家庭教会は2022年6月の時点で移転していたようです。「閉業」は正しかったことになります。

移転後の尾道家庭教会

この教団は建物の占有権を取得しても前占有者の看板類をそのまま残すことがあります。八代犬山沼津などがそうです。ちょっと理解しかねる行動ですが、そのほうが都合がいいこともあるのでしょう。韓国流なのかもしれませんし、工事費用を惜しんでいるのかもしれません。

もし「Macrobiotic House」が正食協会のことだとすると、旧・統一教会(統一協会)との間の親和性はありそうです。在来線の尾道駅から西に1キロ弱です。

移転後の尾道家庭教会
移転後(地理院タイルを加工)

なお、2025/03/31時点でGoogleマップを「尾道家庭教会」で検索すると、移転前の所在地が表示されて「閉業」扱いです。

コメント

  1.   より:

    何故古参と同姓同名と分かったんですか?

    • 沌惑村 より:

      ●(回答)
      可知雅之、江利川安栄、星野義雄、柴沼邦彦、梶栗玄太郎、尾脇準一郎、山岡建雄、周藤健、飯野貞夫、阿部正寿、杉山孝、中田欣宏、古田元男、野村健二、藤原秀敏、国時昭彦、太田洪量の各氏らが掲載されているリストがあります。2025/03/21時点でWeb閲覧可能です。このリスト内に法人代表者の氏名も見つかります。単に姓名が一致するだけです。
      ●(アップデート予定)
      公開時より代表者名を明記することは避けていますが、教会が移転済みであることから法人名も明示しない形に書き換える予定です。引用の関係で屋号は残しますので、辿れることに変わりはありませんけど…。

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