黒い軽トラで引っ越し準備の平城家庭教会

試し撃ちされた教会が退去
軽トラで引っ越し準備？
布亀も統一教会系なのか？

試し撃ちされた教会が退去

安倍氏銃撃事件の被告は事件前日の7月7日午前4時ごろ、旧・統一教会（統一協会）の平城家庭教会が入居するビルの1F玄関に向かって試し撃ちをしたということです。警察による捜索では6か所の弾痕が確認されています。

平城家庭教会から朱雀門まで直線距離で750ｍほどです。教会施設は朱雀門より南ですので、厳密には平城宮内ではありませんが、別に気にするほどのことでもありません。もっと南にも「平城」名乗る施設はたくさんあります。

年初のテレビ大阪の報道（末尾外部リンクA）によれば、
（1）教団側が退去を申し入れたのは2022年10月
（2）2022年12月末で契約終了、施設は閉鎖
（3）退去の理由は「発砲を受け、信者が怖くなり、来られなくなったため」
（4）35年以上前から入居していた
（5）「他の施設と合併」
ということです。「他の施設」とは、直線で2.4キロほど離れた奈良家庭教会のことかと思われます。

被告は現行犯逮捕されました。いわゆるローンウルフであって、背後にちらつく組織の存在が疑われているわけではありません。だとすれば、次なる襲撃の恐れはそれほどないはずです。それに、奈良教会に移っただけでは不安の解消にはならないものと思われます。

教団サイトに記載されている教会所在地は「奈良市三条大路1-10-10 タカハシ第3ビル2F」です。2Fだけでなく3～4Fも教会施設だったものと思われます。第3ビルの北隣には第2ビルが、南隣には第1ビルが並んでいます。被告はあくまでも第3ビルを試し撃ちの標的としています。

それでも第2ビルや第1ビルのテナントにとっては、試し撃ちは迷惑な話です。自分たちに対して向けられたものではないにせよ、標的とされた施設が退去したことは安堵であったろうと思われます。

軽トラで引っ越し準備？

平城家庭教会の最新ストビューは2022年10月です。手前のフォークリフト（ナンバー付き）が停まっている建物と袖看板が掲げられたタイル張りは同一建物です。

作業服の2人が椅子を軽トラに積み込んでいます（あるいは、降ろしているところかもしれません）。

玄関ドアが両開きのまま固定されていることから、他のビルの備品ではないはずです。また、10月に退去を申し入れているなら、搬入ではなく搬出が有力です。教会施設にはそれなりの数の椅子があったに違いありません。

軽トラの正面です。どこで拾ってきた？と言いたくなるような塗装です。幸いにも影ハッキリの日ですが、この積み込み具合で雨の日にこの車の横や後ろを走りたくありません。実用第一主義者であっても、タイヤの溝が残っているのかどうかを心配したくなるレベルです。

黒地に黄色字の事業用ナンバーではなく、黄色地に黒字の自家用ナンバーですから、会社名などは記載されていません。もし事業用なら、それはそれで一層の敬遠材料ですけど…。

隣国に白亜の宮殿を建てるための献金は惜しまないくせに、自分たちは引っ越しさえ業者に頼まず、自前で？処理するのが、この教団の日本教会の姿なのかもしれません。先に椅子が必要になったのでしょう。

布亀も統一教会系なのか？

最古2011年3月撮影のストビューでは、1階に布亀株式会社が入居しています。

過去ストビューを追うと次のようになります。報道によれば、教団は35年以上前から入居していたそうですが、2011年3月のストビューでは教団の看板類は確認できません。ちなみに、教団が施設名称明記を地方教会に求めたのは2015年12月だそうです。

	1F左	袖看板	玄関プレート
2011/03	布亀株式会社	白地｜布亀株式会社	（なし）
2015/03	世界基督教統一神霊協会平城教会	世界基督教統一神霊協会平城教会	（なし）
2017/04	株式会社稔産業	世界平和家庭連合平城家庭教会	（なし）
2018/11 ～ 2020/12	株式会社稔産業	世界平和家庭連合平城家庭教会	世界平和家庭連合平城家庭教会
2022/10	（？）	世界平和家庭連合平城家庭教会	世界平和家庭連合平城家庭教会