トンガの噴火がもたらした感動的な気圧変化(空振)

トンガのフンガトンガが噴火

日本時間1月15日13時頃に発生したフンガトンガの噴火は20世紀以降で最大規模のようです。気象衛星の映像は縮尺がよくわかりませんでしたが、同心円に広がる噴煙の規模は福徳岡ノ場の噴火がかわいく見えるほどです。

現地の津波とされる動画は本当にトンガで撮影されたものなのか、私は疑問に思いました。曇ってはいますが空に噴煙らしいものが見えません。もっと毒々しい空を期待している私がいます。噴火したフンガトンガから国王が住むトンガタプ島まで約70キロです。

フンガトンガ

富士山頂から皇居までの水平距離は約100キロ、桜島から川内原発まで約50キロです。70キロの距離があれば巨大噴火といえども薄曇りにしかならないでしょう。海底火山ですので、人的被害も最小限で済んでいるものと思われます。

トンガはプレート境界の島国です。被害状況は派遣されるニュージーランド軍の成果を待つしかありません。

トンガ王国

トンガと日本との距離は8000キロだそうです。地球の円周は4万キロですので、5分の1に相当します。途中には小さな島はあっても大陸はありません。

気圧変動

15日夜、日本列島を気圧変化が通り過ぎています。南鳥島では18:40の気圧が18:30より1hPa高くなり、その後は元に戻っています。同じ変化は1時間後の父島でも起きています。

南鳥島父島
18:101015.219:101019.4
18:201015.319:201019.5
18:301015.519:301020.2
18:401016.519:401021.2
18:501016.019:501019.1
19:001014.920:001019.2
19:101015.320:101019.7
▲南鳥島と父島の気圧変化

父島に遅れること40分後、南大東島八丈島三宅島銚子に同じ変化が起きています。10分ごとの数値しかありませんが、南大東と八丈島のピークは20:10台だと思われます。

南大東八丈島三宅島銚子
19:501020.01001.11014.51016.8
20:001020.21001.41014.51016.8
20:101021.01002.21014.81017.1
20:201021.21002.41015.81018.0
20:301020.21001.11014.81017.6
20:401019.81001.01014.51016.8
20:501020.41001.31014.51016.7
▲4地点の気圧変化

空振

ここまでを地図に落とし込んでみました。青マーカーが南鳥島、紫は父島です。

気圧の波
20時20分まで(地理院タイルを加工)

20:30がピークだった主な地点は次のとおりです。

20時30分(地理院タイルを加工)

20:40です。

20時40分
20時40分(地理院タイルを加工)

20:50がピークだった地点です。松山は20:40と20:50が同じでした。

20時50分
20時50分(地理院タイルを加工)

21:00(赤)がピークだった地点と21:10(青)の稚内です。

21時以降
21時以降(地理院タイルを加工)

これは今年一番の感動です(まだ半月ですが…)。

8時間弱で8000キロということは、時速1000キロ以上です。音速が時速1190キロですので、ほとんど音速並みになります。この空振という現象は地球を何周かするようです。同心円で広がるわけですので、最後は打ち消し合うことになります。

◆ここまで16日夜に書いたもので、日付が変わるのを待って公開しました。以下は17日夕の追記です。

追記:地球を一周した!

気圧変化はやはり地球を一周したようです(厳密には1周と5分の1ですが…)。

17日午前9時頃、気圧変動が再び日本列島を通過したということです。前回が15日20時半、今回が17日午前9時なら、35.5時間で1周しています。4万キロを35.5で割れば時速1126km/hになります。やはり音速には少しだけ届きません。

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