挙式の翌年に婚姻届というオチ
創業者一族のページを作成（再編成）中です。積み残していた疑問を少しずつ解決しておかねばなりません。文鮮明氏の最初の結婚相手は崔先吉（チェ・ソンギル）氏です。1920年生まれの文鮮明氏に対して、崔先吉氏は1925年生まれということです。
この最初の結婚については1944年説と1945年説がありますが、たいした問題ではないことからスルーしたままでした。この際ですから、解決しておきます。Wiki「文鮮明」のページには1944年とあります。
こちらのほうが多数派ですが、1945年とされることもあるのです。
山口：文鮮明は自分の奥さんを伝道できないといわれましたけども、具体的にどういうことなのか？
朴：それは最初の奥さん、チェソンギル（崔先吉）さんですね。一九四五年四月一八日結婚しましたけども、そのチェソンギルさんの一番の長男ソンジンさんは今日本におります。
全国霊感商法対策弁護士連絡会＞ﾊﾟｸﾁｭﾝﾁｮﾙさん講演
結局、こういうことのようです。1943年12月に婚約、1944年5月に挙式して、婚姻届の提出が1945年4月だそうです。どちらも間違いではありませんでした。腕まくりして意気込んでいるのに、あっさり解決すると拍子抜けです。
長男・文聖進の結婚相手
文鮮明氏と崔先吉氏は1957年に協議離婚していますが、長男の文聖進（ムン・ソンジン）氏は1946年4月7日生まれということです。聖進氏は1973年7月18日に東京の本部教会で金東淑（キム・トンスク）氏と聖婚式を挙げています（ややこしいことに婚姻届は1976年のようです）。
金東淑氏は金元弼（キム・ウォンピル）＆鄭達玉（チョン・ダルオク）夫妻の娘です。この夫妻は1960年4月16日に教団として最初の合同結婚式に臨んだ3家庭のうちの1組です。1960年に結婚した夫婦の娘が1973年に結婚するのはさすがに早すぎます。
金東淑氏は1955年生まれということですので、金元弼＆鄭達玉夫妻は既成祝福のようです。1926年生まれの金元弼氏は韓国教会の初代理事長です。
1960年最初の合同結婚式3組のうち、劉孝元（ユ・ヒョウオン）＆史吉子（サ・キルジャ）夫妻は劉孝元氏が1914年生まれで、史吉子氏は2007年に87歳で亡くなっていますので、生年は1920年前後になります。1960年当時は45歳前後と40歳前後のようです。
もう1組の金榮輝（キム・ヨンフィ）＆鄭大和（チョン・デェファ）夫妻の生年はわかりませんでした。金榮輝氏は2012年に85歳以上ということですので、1930年より前に生まれているようです。
鄭大和氏は梨花女子大3年生だった1955年2月に入教とされていますので、生年は1935年前後となります。この夫妻だけはいわゆるマッチングだったのかもしれません。
ちょっと不思議なことがあります。文鮮明氏が韓鶴子氏との「聖婚式」は1960年4月11日です。3組の合同結婚式の5日前です。韓国における教団の創立は1954年です。教義書である「原理原本」は1952年に書かれたとされています。
どうせなら文鮮明＆韓鶴子夫妻も合同結婚式に加わればよさそうなものですが、教祖夫妻は合同結婚式を司る立場であり、ワンオブゼムに埋没しては具合が悪いということなのでしょう。
最初の3組
「3家庭」と呼ばれることはあっても「3双」と呼ばれることはあまりないようです。1961年5月15日の33組とともに「36双」でくくられるのが一般的です。このサイトでは「3双」としておきます。
金元弼（キム・ウォンピル、1928–2010）1960年「3双」。全国巡回師室長。1963年「世界基督教統一神霊協会」韓国教会の初代理事長。「株式会社一和」「一和製薬」社長。1991年「全国祝福家庭総連合会」初代総会長（1993年就任説あり）。1996年「分捧王」。1996年「ノルウェー国家的メシヤ」。東京医科歯科大附属病院で死去。
鄭達玉（チョン・ダルオク）1960年「3双」。相対者は金元弼で既成祝福。娘の金東淑は文聖進と祝福結婚。
金栄輝（金榮輝、キム・ヨンフィ）1960年「3双」。韓国統一教会協会長。「改編天聖経編纂委員会」会長。「天一国経典編纂委員会」委員長（2014-15）。2014年「天一国最高委員会」委員。2014年「天一国天議院」院長（-2015）。「天一国み言編纂委員会」委員長（2015-17）。離教？
鄭大和（チョン・デェファ）1960年「3双」。相対者は金栄輝。金明大の霊の親。
劉孝元（ユ・ヒョウオン、1914-1970）1953年入教。1960年「3双」。同年「世界基督教統一神霊協会」初代協会長。「原理講論」の執筆者。
史吉子（サ・キルジャ、-2019）1955年に梨花女子大を退学。1960年「3双」祝福、相対者は劉孝元。1994年「世界平和女性連合」初代会長（異説あり）。フィンランド国家メシヤ。
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