埠頭を渡った?風
JR田町駅を東口に降りて「卒業写真」の柳があったかもしれない跡を過ぎて海側に進むと、芝浦3丁目と4丁目の間に架かる「渚橋」があります。
ストビューで散歩していただけのことですが、思わず二度見してしまったのがこの装飾です。
日本における虹の七色とは、上から順に「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」です。松田聖子ファンなら「せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し」に「もう」を付けたくなります(「硝子のプリズム」=「ピンクのモーツァルト」のB面曲)。
渚橋の装飾は「赤・橙・黄・黄緑・緑・青・紫」のように私には見えます。ちょっとした違和感で二度見してしまいました。配列的には入れ違いがあるわけではなく、これはこれでセーフなのではないかと思ったりもします。
虹を7色としたのはニュートンだと言われています。日本でニュートン説が定着したのは明治以降のようです。ニュートンは音階の「レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」に対応させたそうです。シャープの黒鍵盤がないミとシを幅の狭い橙と藍に対応させたということです。
1色違い
紫(藍色?)の代わりに黄緑を入れるパターンはどこかで見たことがあります。須坂市の屋部団地でした。
モニュメントとしては寒色より暖色が好まれるのかもしれません。
武蔵浦和のラムザタワーでは公開空地に虹のモニュメントがありますが、保育園ミルキーウェイさんのガラスにも虹が描かれています。
この虹は「赤・橙・黄・緑・青・薄紫・濃紫」のようです。ピンク系を入れたかったのではないかと想像します。
本来の序列
阪急京都線の茨木市駅前には「虹の塔」があります。このグラデーションが本来の並び順のはずです。
無理やりピンク系を入れるのなら、赤と橙の間に肌色っぽく入れるのが「正解」なのかもしれません。
そういえば、新潟にはレインボータワーがあったはずです。訪ねてみたところ見当たりません。2018年に解体されてしまったようです。
名残りはありましたが、6文字のため紫が欠けています。
奥尻と千葉レインボーバス
奥尻航路のフェリーから見えるアーチ状のモニュメントは、4色しかありませんが虹を意識したものかと思われます。朝方の雨なら奥尻島側に本物の虹が見える可能性があります。
ちょっと許せないのは千葉レインボーバスです。
ごく稀に見られる二重の虹では、外側のうっすらした副虹は赤が下です。通常の虹は南半球であろうと赤が上になります。このバスは正面と背面こそ赤が上ですが、側面は両側とも赤が下です。レインボーを名乗っている以上、それはなかろうと私は思っています。
コメント