ドレッドなら江古田、赤・黄・緑のサインポールへ

山形のイタリアン率は0.14%

山形県内の理容店サインポール調査がとりあえず一巡しました。MAPに反映したのは725軒です。漏れた店舗も多いでしょうがサンプル数としては十分です。その内訳は次のとおりです。

青・白・赤のフレンチ仕様659軒90.90%
緑・白・赤のイタリアン仕様1軒0.14%
その他の色の組み合わせ15軒2.07%
サインポール見当たらず50軒6.90%
▲山形県の理容店サインポール

結局、緑・白・赤のイタリアン仕様のサインポールが設置されていたのは真室川町の1軒だけでした。山形県に限れば、イタリアンは1÷725で0.14%という極めて低い設置率になります。このような多少の偏在はあるとしても、全国的なイタリアン比率は1%以上だと私は感じています。

江古田銀座の「赤・黄・緑」

さて、練馬区の江古田銀座には「赤・黃・緑」のサインポールを設置している店舗がありました。サインポールだけでなく自転車も「赤・黃・緑」にペイントされています。この画角では見えませんが、階段も塗られています。

MOBO

ドレッドが得意な「MOBO」さんです。なるほど、ドレッドヘアと言えばレゲエであり、黒人はイメージ的に結びつきます。ただ、必ずしもアフリカではないような気がします。

「ドレッドの歴史」で検索してみました。「赤・黄・緑」に黒を加えた4色はラスタカラーと呼ばれており、ラスタファリ運動のシンボルとなったのが1930年代のエチオピア国旗のようです。中央に描かれているのはユダの獅子です。

昔のエチオピア国旗

どうやら旧約聖書に髪を剃ってはならないとの記述があるようで、ラスタファリアンはドレッドロックスにする割合が高いのだそうです。ドレッドなら任せろのメッセージを特注であろうサインポールに込めたものと思われます。

アフリカ諸国のラスタカラー

1950年代のアフリカ諸国独立運動で“アフリカの誇り”とされたのがエチオピアです。エチオピアは第二次世界大戦前からの独立国です。エジプト、リベリア、南アも戦前の独立ですが、エチオピア国旗の上から「緑・黃・赤」のトリコロールカラーは多くのアフリカ諸国の国旗に採用されています。

汎アフリカのトリコロール国旗

左から「赤・黄・緑」はギニア国旗です。この反転タイプ「緑・黄・赤」はギニアの隣国・マリの国旗です。そこに緑の星が入るとセネガル国旗になります。中央アフリカ大西洋側の国々です。

ギニア周辺

江古田の理髪店はギニア国旗仕様ということになるのでしょうが、さすがにサインポール3色のうち2色が変わってしまうと、理容店のイメージからはかなり遠ざかってしまいます。

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