焼尻島(やぎしりとう)の防風壁

北海道に有人の離島は5つあります。そのうち3つ(奥尻、利尻、焼尻)が「~シリ」ですので、国後を考えても「シリ」がアイヌ語で「島」を意味しているのだろうと見当がつきます。そうすると、後志(しりべし)や幌尻(ぽろしり)の立場はどうなるのかということになりますが、アイヌ語の「シリ」には「山」の意味もあるそうです。

焼尻島
焼尻島(地理院タイル

焼尻島は羽幌町(はぼろちょう)の西25キロの日本海に浮かぶ小さな島です。2020年9月末現在の人口は178人、お隣の天売島(てうりとう)が280人です。2010年9月末には焼尻島291人、天売島380人でした。

焼尻島と天売島
アメダス焼尻(地理院タイルを加工)

アメダス焼尻(焼尻地域気象観測所)は焼尻島の南東部にあります。海岸線から100mほどですが標高は30m以上です。人口の多い天売島にはアメダス観測所はありません。道道255号線沿いの内陸側に設けられた巨大ガードレール風の柵?が気になります。2014年8月撮影のストビューを埋め込みました。

この奥がもしキリンの牧場なのだとすれば有効な柵になるかもしれませんが、羊クラスなら意味はありません。それに日本にはキリンを食用にする習慣がありません。もし柵の向こうがヌーディストビーチだとすれば、あまり目隠しの役には立ちそうにありません。そもそも北緯44度の焼尻です。道路脇には赤と白のスノーポールも設置されています。

大型トラックが頻繁に行き交う道でもなさそうですので防音壁でもないはずです。そうすると、やはり防風林的なものであろうと考えられます(塩害防止が主目的なのかもしれません)。8月撮影のストビューなのに、この光景です。

どうやら風と雪の重さで高い木が育たない植生のようです。防風林にしたくても現実的ではないというのが実情なのだろうと思われます。

アメダス焼尻の日最大瞬間風速は10/23で今年4勝目です。2019年は0勝でしたので、全国有数の強風地帯ということではなさそうですが、離島の環境では最大瞬間風速は高くなりがちです。焼尻で最大瞬間風速の観測が始まった2008年11月以降、日最大瞬間風速35m/s以上は3回記録されていますが、同じ期間に本土の羽幌では2017年11月11日の34.9m/sが最高です。

残念ながらすでに冬季に入っており、10月以降はフェリーが1日1便のみですが、この船は羽幌9:00発で焼尻10:00着のあと手売に向かい、羽幌に向かう便は12:20に焼尻を出港します。実質2時間弱になりますが、焼尻島をレンタチャリで1周して日帰りが可能です。

なお、焼尻に信号機はありませんでした。ヒグマはいないようですが、マムシは手売ほどではないにせよ生息しているそうです。診療所は町役場の焼尻支所近くにあります。

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