西日本にはない湯沢、秋田と新潟のアメダス湯沢

「湯沢」は東日本限定

「湯沢」という地名は西日本には存在しないようです。基礎自治体としては秋田県湯沢市と新潟県湯沢町の2市町で、大字・小字を含めると次のとおりです。

  • (北海道)伊達市大多喜区湯沢温泉町
  • (青森)東北町湯沢・湯沢平、野辺地町湯沢、黒石市大川原下湯沢、青森市酸ヶ湯沢
  • (岩手)盛岡市湯沢・湯沢南・湯沢西・湯沢東、北上市湯沢、二戸市浄法寺町湯沢、岩泉町湯沢鹿
  • (宮城)大崎市鳴子温泉鬼首湯沢
  • (秋田)由利本荘市湯沢、仙北市田沢湖生保内黒湯沢、湯沢市
  • (山形)村山市湯沢
  • (福島)小野町湯沢、猪苗代町土湯沢、塙町東河内湯沢
  • (新潟)阿賀野市湯沢、関川村湯沢、湯沢町
  • (山梨)南アルプス市湯沢
  • (長野)佐久市春日湯沢
  • (静岡)御殿場市萩原湯沢

地理院地図でヒットする最西端の「湯沢」は、岐阜県境に近い長野県松本市の上高地です。

上高地
最西端の湯沢(地理院タイル

アメダス観測所としての「湯沢」は秋田と新潟の2か所です。

秋田と新潟のアメダス湯沢
秋田と新潟のアメダス湯沢(地理院タイルを加工)

秋田県湯沢市のアメダス湯沢

秋田県湯沢市は1954年に雄勝郡湯沢町が周囲の5町村を合併して市制施行しています。1955年には1村、2005年には3町村を合併しています。湯沢市は秋田県最南端の自治体で県境を越えると山形県真室川町です。市内にはアメダス湯ノ岱(ゆのたい)もあり、湯ノ岱のほうが県境寄りです。

アメダス湯沢(秋田)

標高は74mとされています。2020年の観測値は次のとおりです。

年降水量1689.5ミリ714位/1293地点
年平均気温11.5℃640位/922地点
年平均風速2.3m/s377位/921地点
年日照時間1460.1時間726位/841地点
▲秋田・アメダス湯沢の2020年の観測値

ガースー総理は湯沢市(←雄勝町←秋ノ宮村)の出身で、イチゴ農家の父親は町議4期ということです。さて、2019年度の湯沢市の財政力指数は0.30ですが、新潟県湯沢町は県内3位の0.99です。

新潟県湯沢町のアメダス湯沢

新潟県湯沢町のアメダス湯沢は上越新幹線の越後湯沢駅から徒歩15分ほどです。関越自動車道下り線のストビューでも風向風速計を確認することができます。

アメダス湯沢(新潟)

2020年の観測値は次のとおりです。日照時間は少ないほうから全国23位です。標高は340mですので年最高気温は意外と高めです。軽井沢のように避暑地というわけではありません。

年降水量2249.0ミリ384位/1293地点
年平均気温12.4℃568位/922地点
年最高気温36.0℃430位/922地点
年平均風速1.9m/s540位/921地点
年日照時間1235.1時間819位/841地点
▲新潟・アメダス湯沢の2020年の観測値

湯沢町の移住定住用のサイトに次のような記述がありました。

湯沢町は、多い年には3mを超える雪に覆われる豪雪地帯です。このため、かつての冬の暮らしは道路が通れなくなるなど、苦労がありました。現在は、地下水を汲み上げて道路の雪を消し、そうでない場所は除雪車でくまなく除雪するので、道路が通れなくなることはまずありません。
大変なのは家の屋根雪と玄関前の除雪ですが、最近の住宅は屋根雪が自然に落下する勾配の強い屋根や、1階は車庫、2階から居住スペースの高床式住宅など「克雪対策」があります。また、リゾートマンションに住めば除雪の心配はほぼありません。
冬の除雪作業は確かに大変ですが、運動不足の解消に効果があります。

湯沢町移住・定住ポータルサイト>湯沢町のこと 雪と生活

日本有数の豪雪地帯の雪かきが「運動不足の解消」レベルだとは思えません。最後の1行は余計な1行のように思われます。

水害の要素

地震と水害に関しては次のように記載されています。湯沢町は東日本大震災でも深刻な被害は受けていません。

近年、湯沢町のある新潟県中越地区では2度の大きな地震(平成16年新潟県中越地震 最大震度7/M6.8、平成19年新潟県中越沖地震 最大震度6強/M6.8)が発生していますが、湯沢町ではいずれも大きな被害はありませんでした。湯沢町の地盤が比較的固いことが影響していると言われています。
また、水害についても町内に国土交通省の直轄砂防事務所があり、河川は護岸等の整備が進んでいます。

湯沢町移住・定住ポータルサイト>湯沢町のこと 災害の少ない町

これも気になるのが最後の1行です。水害について「砂防事務所があるから安心しろ」と言われているようです。新潟県は北陸地方整備局の管轄です。管内の砂防事務所は、飯豊山水系、立山、松本、神通川水系と湯沢の5か所です。

事務所に重機車両が待機しているなら現場到着は早いのかもしれませんが、砂防事務所は必要とされるところに設置されるはずです。砂防事務所があることは安心の材料ではなく、どちらかと言えば不安要素になります。洪水の可能性はガーラ湯沢駅の下流域付近が怪しい程度ですが、土砂崩れはつきまとう地形です。

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