Googleの新型コロナ感染予測が過去最少

314日目で最少

Google新型コロナ感染予測の日本版がリリースされたのは2020年11月17日です。最初の予測値は11/15から12/12の28日間の新規感染者数が全国で53,321人というものでした(実際の感染者は61,031人)。今日9/26のGoogle予測値は14,344人でした。1日平均で515.5人です。

Google予測9/26
Google予測(9/26)

この数値はGoogle予測始まって以来の最少です。従来は6月23日の20,168人(720人/日)でした。漏れなく毎日更新されていたわけではありませんし、私も毎日チェックしていたわけではありませんが、314日間のうち191日分の数値を保存していますのでグラフ化しておきます。

Google感染予測の推移
Google感染予測の推移

北海道と首都圏1都3県が最小値を示しており、東京にいたっては28日間で新規感染者1,738人(62人/日)、死亡者はわずか26人という予測です。死亡者数の予測は確実に外れるでしょうし、感染者数もそこまで減らないと私は見ていますが、朗報には違いありません。

予測は外れる運命にある

実際の感染者数のグラフは次のとおりです。

新規陽性者数の推移
新規陽性者数の推移(厚労省>新型コロナウイルス感染症について

影響力があればあるほど予測は外れる運命にあります。高い予測値が出れば警戒感は強まり、予測値が低ければ今は緩めてもいいと判断するわけですから、これはもう仕方のないことです。Google予測は減少傾向にあるときの反応が鈍いのが特徴です。したがって、今日のような予測が出たときの安心感は強いものがあります。

原則として日々更新されるGoogle予測の価値は、上昇の予兆を捉えることにあります。第3波では予兆があったのにGoToが継続され、第5波でも予兆にかかわらずオリンピックが強行開催されました。

解除されたとしても

緊急事態宣言やマンボウは今月末で解除される見込みです。

5つの指標
5つの指標(NHK 9/26)

東京の病床使用率はピーク時でも66%ですので、実際の上限がその水準なのだと思われます。つまり幽霊病床の関係で、24日時点の29%は29÷66で実質44%と評価するのが妥当です。東京は重症病床使用率が50%超ですので、全面解除は難しそうです。

愛知は陽性率が高いうえに人口当たりの療養者数が高く、大阪と沖縄は新規報告数がまだ高水準です。この4都府県については、宣言を解除してもマンボウ移行になるのでしょう。埼玉、千葉、神奈川、京都、兵庫、福岡の6県もマンボウ移行ではないかと思われます。

宣言を解除する・しないより、第6波の備えをどうするかのほうが肝心なことですが、辞めるのを待つだけの政権に期待できる話ではありません。私はコロナ担当大臣ではなく危機管理担当大臣を置くべきだと思っていますが、どういう布陣になるのでしょうか。留任ならその時点で失望です。

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