韓国最高峰の漢拏山
韓国最高峰の山は、意外にも済州島（チュジュ-とう）の漢拏山（ハルラ-さん）です。標高は1950mとされています（1947m説あり）。九州最高峰が屋久島・宮之浦岳というのと同じようなパターンです。
済州島の面積は香川県とほぼ等しく沖縄本島の約1.5倍ですが、人口は沖縄本島の半分以下です。日本近海に同規模の島がありません。択捉島より小さく国後島より大きいと言われても実感を伴うものではありません。
| 面積 | 最高峰 | |
| 済州島 | 1845km2 | 1950m |
| 国後島 | 1489km2 | 1822m |
| 沖縄本島 | 1207km2 | 503m |
済州島は国立公園であり、世界遺産であり、韓国ではトップクラスの観光地です。空港は北側（半島側）の沿岸部で、東京や大阪からの直行便も運行されています。
松岳山
済州島南西部の松岳山（ソンアク-さん）について、済州道が中国企業の私有地を買い取るとの報道がありました。
済州道はこのほど、昨年12月に中国の資本の投資会社が松岳山一帯に所有する私有地170筆・40万748平方メートルを全て買い取ると明らかにした。総額571億ウォンになると推計され、全て地方費で充当するという。
Record China＞済州の観光地を中国企業に売った韓国、高値で買い戻すことに＝韓国ネット「私たちの国を守ろう」 2023年7月9日
中国資本の「シンヘウォン有限会社」が2013～2017年に松岳山の土地を取得し、ホテルやキャンプ場を建設していましたが、道知事が乱開発に待ったをかけたことで訴訟に発展していたようです。シンヘウォンの購入した土地を道がすべて買い戻すことで合意に達したということです。
買戻額は購入額の2～3倍に達するとされています。日本でも屋那覇島の件がありましたが、やはり相互主義がもっともシンプルだと思われます。「中国人が日本の土地を買っても構わない」と言うには、日本人が中国の土地を購入できることが前提であるべきです。
統一教会の研修施設
旧・統一教会（統一協会）の韓鶴子氏は、一時期ながら済州島の学校に通っています。済州島には教団の研修所もあります。
1990年代には「16万人日本女性修練会」が行われた施設です。この16万人修練会で文鮮明氏から「男は主体、女は客体」論が語られているようです。
もちろん、女性だけで16万人もの信者はいませんので、1人で複数回参加したのでしょう。その度に現金を持ち込んだのかどうかは知りませんが、参加費用は払っているわけです。2013年までは研修施設としての使用実績があるようです。
【2023/11/10追記】1990年代前半の済州島セミナーでは文鮮明氏の個人口座に入金するよう言われたという話もあります。
最新ストビューは2018年撮影ですが、外壁タイルは剥がれかけており廃墟感さえ漂います。もはや使われていないものと思われます。
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