楽曲のモータープール

「島唄」はウチナーグチ・バージョンが1992年、スタンダード・バージョンが1993年リリースです。「島唄」を歌った4人編成のTHE BOOMには、その名も「モータープール」という楽曲があります。

「モータープール」 は、THE BOOM6枚目のオリジナル・アルバム「極東サンバ」の収録曲で発売は1994年です。歌詞は別ブログに掲げました。タイトルこそカタカナですが、歌詞中ではアルファベット表記です。

ここで歌われている「Motor Pool」が関西風の貸駐車場を意味するのか、それとも関東風の車両置場を表しているのかが問題です。数百台規模の後者ではないかと私は解釈しています。

作詞の宮沢和史は甲府市内の小中学校から甲府南高、明治大と進んでいますので、関西圏ではなく四国でもありません。1966年生まれですので、1994年は20歳代の後半です。

仮に関西風の貸駐車場を知っていたとしても、関東圏では通じない「モータープール」を積極的に使う理由はありません。

ROSSOというロックバンドにも「モーター・プール」という楽曲があります。2002年発売のファーストアルバム「BIRD」に収録されています。こちらは立体駐車場のようです。

作詞のチバユウスケは鎌倉出身の1968年生まれで、湘南学園高から明学大に進学しています。発売当時は30歳代の半ばです。立体駐車場ですので、車両置場ではなく貸駐車場ということになります。

大江千里の「BOYS & GIRLS」には歌詞の中に「モータープール」が登場します。1984年発売のセカンドアルバム「Pleasure」の収録曲です。2014年に槇原敬之がアルバム「Listen To The Music 3」でカバーしています。

RAZZ MA TAZZの「EYES」にも「モータープール」が出てきます。1996年発売のサードアルバム「PRESENT」の収録曲です。このアルバム、オリコン2位だそうです。

「BOYS & GIRLS」の大江千里も「EYES」を作詞した阿久延博も大阪出身で関西の大学です。当然のように「モータープール」とは貸駐車場のことだと思われます。

最近では、たこやきレインボーの「絶唱!なにわで生まれた少女たち」で「モータープール」がネタ的に使われています。たこやきレインボー3曲目のシングルで2014年の発売です。作詞は大阪出身の前山田健一です。

というわけで、「絶唱!なにわで生まれた少女たち」のMVを埋め込もうと思っていたわけですが、先日公開されたばかりのこの動画にしておきます。

私はPCに向かうときは、You Tubeを自動再生しています。動画を見ているわけではなく、音声だけ聞いています。てっきり本人だと思っていました。

曲は「灰とダイヤモンド」の落ちサビで、歌っているのはたこ虹のイエローでセンターの清井咲希です。たこ虹の赤は2014年に卒業しており、「絶唱!なにわで生まれた少女たち」は現在の5人編成になって最初の曲です。

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