西欧
青・白・赤のトリコロール仕様の理髪店サインポールは世界共通だと言われています。本当にそうなのか、ストリートビューで探してみました。結論から言えば、ほぼ世界共通という認識で差し支えなさそうです。
アフリカやアラブでも確認することができましたが、とくにアラブ圏に関してはその設置率は10%に満たないものと思われます。ロシアもおそらく一桁なのでしょう。それほど浸透しているわけではなさそうです。
「動脈・静脈・包帯」説を筆頭に、サインポールの起源については諸説ありますし、いつから定着したのかも定かではありませんが、これほど多様な文化圏で受容されているのは珍しいことです。
まずは、ローマです(2018/05)。しっかりフレンチ仕様でした。
お次はバルセロナです(2023/03)。
東欧・アジア
東欧からワルシャワです(2020/10)。ガラス内側の右端にサインポールが設置されています。
モスクワです(2021/05)。理容店はロシア語で「парикмахерская」だそうです。
東南アジア代表でクアラルンプールです(2020/12)。インド人街のようです。回らない看板ですけど…。
南半球
南半球も必要でしょうからシドニーです(2022/06)。画像左下のWiFi看板の横に小さなサインポールが設置されています。
南米ペルーのリマにもありました(2023/03)。
リマには紅白の2色サインポールもありました(2023/04)。
イギリスではこの紅白2色が定番ですが、かつてのイギリス植民地はほぼ一様に3色仕様です。ひょっとすると、謎を解く鍵はこの辺りに潜んでいるのかもしれません。また、当然のことですが国によってその設置率はかなり濃淡があります。
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