青・白・赤のトリコロール仕様の理髪店サインポールは世界共通だと言われています。本当にそうなのか、ストリートビューで探してみました。結論から言えば、ほぼ世界共通という認識で差し支えなさそうです。
アフリカやアラブでも確認することができましたが、とくにアラブ圏に関してはその設置率は10%に満たないものと思われます。ロシアもおそらく一桁なのでしょう。それほど浸透しているわけではなさそうです。
「動脈・静脈・包帯」説を筆頭に、サインポールの起源については諸説ありますし、いつから定着したのかも定かではありませんが、これほど多様な文化圏で受容されているのは珍しいことです。
まずは、ミラノです(2017/08)。しっかりフレンチ仕様でした。
お次はバルセロナです(2018/05)。店内設置型のようです。
東欧からワルシャワです(2017/06)。ここもガラスの内側に設置されています。
ロシアのクラクフです(2017/08)。さすがにロシアでは探すのに苦労しました。
東南アジア代表でクアラルンプールです(2017/10)。
南半球も必要でしょうからシドニーです(2013/10)。
南米ペルーのリマにもありました(2015/07)。
なお、イギリスについては紅白2色パターンが定番ですが、かつてのイギリス植民地は一様に3色仕様です。ひょっとすると、謎を解く鍵はこの辺りに潜んでいるのかもしれません。また、当然のことですが国によってその設置率はかなり濃淡があります。
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