都道府県別の致死率と感染率(3/26)

2002年から2003年にかけて主に中国・広東省や香港で流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)のワクチンは治療用も予防用も完成しませんでした。2012年発生のMERS(中東呼吸器症候群)は現在でもサウジアラビアに感染患者がいるそうですが、まだワクチンはありません。

死亡者1000人程度のSARSやMARSとは感染規模が違いますので、今回の新型コロナのワクチン開発は進むのでしょうが、成功すればコロナウイルス初です。あと1年4か月で終息すると考えるのは楽観的に過ぎるかもしれません。1年後に再延期の選択肢が残っているとは限りません。「延期→中止」なら「最初から中止」のほうが傷は浅くて済みます。ずいぶんなギャンブルです。

さて、厚労省による都道府県別「感染者」等の発表は陽性者数ではなく有症者数です。厚労省的には「患者」と呼んでいます。無症状は無症状で別項目を設けてくれればいいのにと思わなくもありません。

計算が合わない厚労省発表資料

本来、「有症者数=入院中+退院済+死亡者」の等式が成立するはずなのですが、愛知、東京、兵庫の3都県については不等式になります。赤枠内の合計が患者数と一致しません。厚労省には表計算ソフトを使わない習慣があるのかもしれません。

人口→総務省統計局2018年10月
有症、入院、退院、死亡→「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月26日版)」の患者数、現在は入院等、退院者、死亡者
致死率→死亡者/有症者
有症率→人口1万人当りの有症者数

有症入院退院死亡致死率有症率
愛知14491361812.50.191
群馬1312017.70.067
兵庫8777566.90.159
和歌山155916.70.160
神奈川77561745.20.084
北海道166619874.20.314
全国1119769308454.00.088
東京2011702752.50.145
埼玉53401211.90.072
大阪129903721.60.146
高知1101100.00.156
大分1615100.00.140
新潟2421300.00.107
京都2720700.00.104
千葉51341700.00.082
岐阜1211100.00.060
石川63300.00.052
山梨43100.00.049
福井33000.00.039
奈良52300.00.037
滋賀54100.00.035
熊本64200.00.034
三重64200.00.034
青森44000.00.032
茨城99000.00.031
栃木64200.00.031
宮崎32100.00.028
沖縄42200.00.028
山口33000.00.022
長野42200.00.019
福岡97200.00.018
愛媛21100.00.015
佐賀11000.00.012
福島22000.00.011
広島32100.00.011
香川11000.00.010
秋田10100.00.010
静岡31200.00.008
長崎11000.00.007
岡山11000.00.005
宮城10100.00.004
鳥取00000.000
島根00000.000
徳島00000.000
富山00000.000
山形00000.000
岩手00000.000
鹿児島00000.000

有症者数では、東京、北海道、愛知、大阪、兵庫の順です。オリンピック問題がひとまず解決した途端に東京が急浮上しました。前回8日前の東京は3位でした。実際のところは意図したことではないのかもしれませんが、何がなんでもオリンピック中止を避けたかったのではないかと疑いたくなる要素が残ります。

入院患者数では、東京、愛知、大阪、兵庫、北海道の順です。北海道は危機をしのいだということになります。退院者数では、北海道、大阪、愛知、東京、神奈川の順です。兵庫はどこに行ったのでしょう。兵庫は退院5で死亡6です。

死亡者数では、愛知、北海道、兵庫、東京、神奈川の順になります。今度は大阪が姿を消しました。致死率は愛知、群馬、兵庫、和歌山、神奈川の順です。次回は致死率に代えて「死亡者数/(退院者数+死亡者数)」の計算を試みようと思っています。

有症率は北海道、愛知、和歌山、兵庫、高知の順になります。まだ云々する段階ではありませんが、有症率は高いほうが好ましいはずです。いくら患者を出しても命を救えればそれでいいわけです。

ところで、前回は感染者ゼロだった青森では八戸から感染者が出ています。スペイン旅行帰りということです。3月20日に八戸特別地域気象観測所では今年全国最高の瞬間最大風速43.4m/sが記録されました。2017年9月18日の41.7m/sを超えて1951年の観測開始以来の新記録です。

八戸(地理院タイル

八戸は旧測候所で2007年に無人化されています。風速計は旧測候所施設に隣接する館鼻公園の展望タワーに設けられているようです。海から150メートルしか離れていませんが、標高26メートルの地盤面から27.5メートルの高さの風速計が立っていますので、風速に関しては高い数値が出やすい環境にあるものと思われます。

今年はまだ2勝目ですが、八戸は2019年には日最大瞬間風速1位が13回ありました。風速に関しては全国でも指折りの観測地点です。特殊な環境下ですので、八戸の市街地でも風が強いとは限りません。八王子や千葉のようなものかもしれません。

なお、八戸市内の交差点を30か所ほどストリートビューでチェックしてみましたが、すべてヨコ型の信号機でした。太平洋側ですので、こんなものなのでしょう。

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