第7波のピークは8月10日前後? 検査は1日41万人が上限

実効再生産数のピークは7月11日

どこまで伸びるのか気になりますが、第7波の全国の実効再生産数は7/11をピークに緩やかな減少に転じています。

実効再生産数の推移
東洋経済オンライン特設サイト(7/21)

これまでの実効再生産数のピークと、実効再生産数が1未満になった日は次のとおりです。実効再生産数が1未満になったときが新規感染者数のピークになるはずです。

ピーク1未満日数
第1波4月3日2.304月20日0.9617日
第2波7月4日1.878月11日0.9838日
第3波1月10日1.551月17日0.977日
第4波4月1日1.305月6日0.9735日
第5波8月1日1.798月29日0.9828日
第6波1月9日2.041月19日0.9910日
不発3月30日1.064月16日0.9917日
GW5月13日1.185月19日0.986日
第7波7月11日1.25
▲各波の実効再生産数のピーク

第3波と第6波は年末年始休みで検査数が絞られたため、数値上のピークが1/10と1/9になったものと思われます。期間が短いのはそういう理由なのでしょう。参考にすべきなのは夏の第2波と第5波です。7月11日から1か月後の8月10日前後が新規感染者数のピークになるかもという見通しができそうです。

【2022/07/25追記】検査の関係でお盆の時期にいったん下がるのは確実です。数値上はその反動が20日前後に現れるはずです。結局、8月末まで終わらないことになりそうです(検査が追いつけば、の話です…)。

1日50万人超も

7月11日と言えば参議院選挙投票日の翌日です。選挙で増えたのだとすれば、感染者数のピークが後ろにずれ込む可能性があるわけです。新規感染者の1週間移動平均は次のとおりです。

週移動平均前週比
6月30日17,481人
7月7日31,160人1.78倍
7月14日66,363人2.13倍
7月21日114,449人1.72倍
▲新規感染者数の週移動平均

8月10日まで1.8倍と2倍で増加した場合、それぞれ次のようになります。

1.8倍2倍
7月28日206,009人228,899人
8月4日370,816人457,797人
8月11日667,468人915,594人
▲1.8倍と2倍の場合

8月10日をピークとする放物線のグラフになるのだとすれば、ピーク付近では緩やかな曲線になりますので表の数値より少なくなるはずです。1日50万人の攻防なのかもしれません。というわけで、今後注目すべきなのは新規感染者数の前週比です。

伸びない検査能力

ただし、実にお粗末なことに検査が間に合わなくなります。これまで1日の検査数の最多は1月28日の37万件です。第7波ではまだ21万件が最多です(未集計分があるのかもしれませんけど…)。

1月28日7月15日
保健所等14,7046,187
行政検査161,28780,610
大学8,0226,415
医療機関75,33770,868
自費110,69447,217
370,044211,297
▲検査数

検査能力を調べてみようと、久しぶりに厚労省のサイトを覗いてみました。なんと413,558件という感動的な数字でした。1月末から3万件しか増えていません。今日(7/22)の新規感染数は全国で19万人です。ということは、陽性率は50%目前になるはずです。

検査能力
厚労省>新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和4年7月22日版)

韓国では1日62万人の日がありました(3/17)。人口比からして、日本の検査能力は100万でも足りないはずです。台湾でも1日9万人近い日がありました(5/25)。台湾に合わせても1日50万の検査能力は必要ではないかと思う次第です。

【22/07/25追記】というわけで、今後かりに数値上で頭打ちになったとしても、実際の姿を反映していない可能性が高いわけです。陽性率を注視したいところですが、また神奈川モデルというウルトラCが発動されるかもしれません。

都道府県別の感染率

「実効」:東洋経済オンライン特設サイトの「最新実効再生産数」(7/21)
「先週比」:NHK特設サイトの「新規陽性者数(先週比)」(7/21)
「直近」:NHK特設サイトの「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」(7/21)
「感染率」:人口に対する累積感染者の割合
「確保」「重症」:NHK特設サイトの「確保病床の使用率」「重症確保病床の使用率」(7/21)

実効先週比直近感染率確保重症
北海道1.222.002727.7132
青森1.181.775826.15213
岩手1.161.663333.7460
宮城1.222.023484.7252
秋田1.272.333233.8274
山形1.201.902423.2330
福島1.242.092614.0462
茨城1.221.992866.2343
栃木1.262.273755.4304
群馬1.232.044365.8390
埼玉1.191.855868.8435
千葉1.181.795598.4497
東京1.161.6693813.44349
神奈川1.191.856729.75815
新潟1.232.042743.8201
富山1.222.033994.5170
石川1.171.724386.1293
福井1.181.785276.0264
山梨1.242.114805.0350
長野1.201.903164.3240
岐阜1.171.724826.3302
静岡1.181.805155.8560
愛知1.191.847128.8313
三重1.141.564585.8390
滋賀1.161.665187.7646
京都1.141.586039.33619
大阪1.181.8098213.34328
兵庫1.191.826669.3498
奈良1.151.655698.13617
和歌山1.121.485465.9654
鳥取1.081.325414.1230
島根1.011.039165.2370
岡山1.201.913616.1301
広島1.161.673416.74413
山口1.232.084354.3330
徳島1.191.843513.9328
香川1.232.054856.1270
愛媛1.101.394934.3314
高知1.171.714365.2284
福岡1.181.7691210.5511
佐賀1.081.339479.0430
長崎1.121.495246.0453
熊本1.101.3810578.6679
大分1.131.517636.6330
宮崎1.131.537276.8347
鹿児島1.151.628067.3463
沖縄1.011.38177121.47728
▲都道府県別の感染率等

日本全体の感染率はまだ8.5%です。福岡は10%を超えました。沖縄と島根はピークアウト間近のようです。北日本はまだまだこれからです。

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