同一住所で名前が違う成約ビル現象は地方でも

フォーラムと勝共連合

成約ビルに入居している団体の1つに「アジアと日本の平和と安全を守る全国フォーラム」があります。2015年にその地方組織「~長野県東北信フォーラム」が安全保障法制の整備について法制化を進める意見書を提出してほしいとする請願が長野市議会で採択されています。

長野市>請願文書表

請願者の住所は「長野市青木島町青木島乙~」で、これは国際勝共連合長野県本部の住所と同一です。

長野県>国際勝共連合長野県本部の収支報告書(平成30年度)

住所は同一ですが代表者が異なります。令和元年分の収支報告書では、所在地の青木島と代表者の名前が二重抹消線で消されて長野市内の別の住所と名前に変わっています。会計責任者はそのままです。

神奈川のように住所が同一で名前も同じなら、同じ人が複数の団体を仕切っている(使い分けている)のだろうとすんなり受け入れられますが、住所が同一で名前が違うというのはどういうことなのか素朴に気になります。

青木島については、残念ながらストビューはありませんが賃貸情報が出ていますので、普通の民間賃貸物件だと思われます。

同じ住所で代表者の名前が変わっているわけですから、借り上げ物件と考えるのが妥当でしょうが、そうすると誰が借り上げているのかという疑問も生じます。いわゆる「ホーム」なのかもしれません。

ファイヤーウォール

【外部リンク】
■DIGITAL FRYDAY>旧統一教会 信者向け「ネット会議」で飛び出した爆弾発言のすべて 2022年10月05日
■弁護士郷路征記>札幌青春を返せ訴訟 最終準備書面 組織論

「FRIDAY」2022年10月14日号(ネット配信9/28)は教団のネット会議で魚谷俊輔・天宙平和連合事務総長が示したという「相関図」を掲載しています。教団の会議に別団体であるはずの天宙平和連合の幹部がわざわざ参加しただけでなく、自らを「関連団体」として位置づけています。

関連団体の整理をする前に、まず「連絡協議会」とは何だろうかと検索したところ、青春を返せ訴訟の準備書面がヒットしました。これは2000年に提出されたものです。20年以上前には「全国しあわせサークル連絡協議会」なるものがあったようです。

で、今も「連絡協議会」は存在するようです。当時と何も変わっていないと言えるのかもしれません。青春を返せ訴訟では古田元夫氏が「連絡協議会」の責任者とされています。古田氏はハッピーワールドの初代社長でもあります。

関連団体

魚谷氏が掲げた関連団体は次のようになるはずです。「安保F」がよくわかりません。教団関連で「安保」を名称に含む団体はないはずです。Fは「federation」の頭文字の可能性がありますが、やはり「Forum」でしょうから、「アジアと日本の平和と安全を守る全国フォーラム」でいいものと思われます。

UPF天宙平和連合
VOC国際勝共連合
FWP世界平和連合
PWPA世界平和教授アカデミー
IRFWP世界平和宗教連合
WFWP世界平和女性連合
YSP世界平和青年学生連合
議員連合世界平和国会議員連合
安保Fアジアと日本の平和と安全を守る全国フォーラム
UNITE勝共 UNITE
Peace Roadピースロード
AAP平和大使協議会
トンネル日韓トンネル研究会、国際ハイウェイ財団
世界日報
世界戦略総合研究所
▲魚谷氏公認の関連団体

私は「世界戦略総合研究所」に関してMAP非掲載とするスタンスでしたが、魚谷氏が「関連団体」と認めていますので、遠慮なく掲載することにします。当該研究所のWebサイトは7/30が最後の更新であり、教団との関係についてとくに追加されていません。

【2024/02/22追記】阿部氏の「世界戦略総合研究所」については、解散請求に際してMAPから除外しました。

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