旭川家庭教会の移転先にナゾのプレハブ倉庫

旭川家庭教会

旭川市2条通11丁目にあった旭川家庭教会が曙北3条7丁目に移転しているようです。移転先は市の中心部からやや郊外に外れたところになります。

旭川家庭教会
旭川家庭教会(地理院タイルを加工)

移転前の教会施設です。4階建てのビルでした。

移転前

正面玄関に東国幹(あずま くによし)代議士のポスターが掲示されていることで話題になりました。東氏は2021年初当選の茂木派1期生です。県議時代の2018年8月29~30日と2019年8月20~23日に日韓トンネル視察に参加しています。

2度見に行くほどの施設ではないはずですが、2年続けて行きたくなるほど魅力的なプログラムが組まれていたのかもしれません。2018年は政務活動費10万円を、2019年は政務活動費115,400円をハッピーワールドに支払ったことが明らかになっています。

自民党の「点検」では「関連団体に議員本人が出席して挨拶」の回答でした。旅費・宿泊費は「会費等の支出」には該当しないとの解釈だったのかもしれません。また世界平和連合から選挙支援を受けたとされていますが、「点検」上はボランティア支援は受けていないことになっています。

同日転売

旭川教会はこれまで賃貸でしたが、新しい施設は土地建物を教団が購入したもののようです。

同日転売はそれほど珍しいことではありません。転売先が決まっているなら、そのほうが話は早いわけです。今回の場合、事情は推察できます。ニュースでは教団から話があったということですが、A社→B社→教団と同日転売されたのは、もともとA社の意向だと考えるのが自然です。

買主の立場の教団側は物件を入手できればそれでよく、売主が誰であろうとあまり関係はありません。もちろん、間に1社入ることで購入価格が必要以上に吊り上がってしまうのは教団としてはNGです。もし同額転売なら、登録免許税が免除されないB社はその分マイナスになります。

いずれにしても、A社→B社間とB社→教団間の私的取引です。A社が世間的に非難を受けないように直取引にしなかったのだろうという意図は見えます。

移転後の旭川家庭教会

もちろん、知恵をつけたのは破談を避けたかった教団側と思われます。家庭連合が実質的買主だとは知らなかったと言うための偽装工作なのでしょうから、その「努力」に免じてやればいいい案件かと思われます。誰が見ても怪しい取引ですが、それだけのことで違法性を伴うものではありません。

ナゾのプレハブ倉庫

移転先は国道233号線の高架下をくぐったところです。

移転後の旭川家庭教会

北は片側2車線の国道、東は函館本線の高架、南は公園、西隣は工場です。民家とは接しておらず、いわゆる嫌悪施設の立地条件としては好環境と言えるかもしれません。

敷地には20台程度の駐車場スペースが設けられていますが、近くにコインパーキングがありませんので、イベント時の路駐が憂慮されます。得意?の歩道駐車が見られるかもしれません。

気になるのが線路側のスペースに建てられたプレハブ倉庫?です。旭川市と旭川中央警察署による「ゴミの不法投棄は犯罪です」看板があることから、ここは市有地と思われます。正規の手続きを踏んで建てられたものなのか、それとも不法占有なのか外見で断じることはできません。

高架側の倉庫

上のニュース動画でも1分48秒あたりにこの倉庫は映っています。公園のほうには高所作業用の足場が置かれています。

不法投棄

過去ストビューを確認すると、足場の位置や高さが各回ごとに異なりますので、投棄されたのではなく置いてあるようです。さらに奥ではトラックの駐車場になっていますが、この駐車スペースは正式に借用中と見られます。

(1)もとは国鉄→JR用地で高架化の際に余剰土地を市に払い下げたのではないかと思われます。
(2)おそらくプレハブ倉庫はA社が正式に借りた土地に建てたものなのでしょう。
(3)このA社の権利が教団に継承されたかどうかは不明です。
(4)20台分の駐車場ではキャパ不足ですので、路駐やコンビニ駐車が懸念されます。
(5)教団側が望むなら借用を継続させ、むしろ範囲を拡大させて草刈り等の管理を委ねてしまうことのほうが地域の美化と路駐防止の意味では賢明です。…と、私は考えています。

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