輪島港から50キロ、定期船で1時間半
輪島港の北約50キロの日本海沖合にあるのが舳倉島(へぐら-じま)です。1時間あれば島内を徒歩で1周できるそうです。離島にしてはアップダウンが少なく最高標高は12.5mです。寄り道してもせいぜい2時間の世界ですので、レンタサイクルなどはないはずです。
能登半島地震発生時、正月に島内に残っていた3人が自衛隊のヘリで救助されたのは1月14日ということです。比較的海の近くに50代夫婦が、少し高台に70代女性が残っていたようです。地震が起きたのは初詣を済ませて3人で過ごしているときだったということです。
50代男性は漁業の傍ら北陸電力の電気設備の保守点検を担っていたようですが、自宅は津波で浸水し、船は流されたそうです。
島に自動車は消防用と医療用に2台があるのみで、島民が所有するものはありません。 島民同士の申し合わせによって、バイクも含めたエンジン搭載車は使用しないこととされており
暮らしのほとり舎>舳倉島
2台しかないという車は島民の共用になっているものと思われます。夫妻は診療所の車に車中泊したり70代女性宅に泊まったりしたようです。停電や断水も発生したそうですが、島には衛星電話があったようで親族間の連絡はついていたということです。
1月3日には自衛隊の船やヘリが来たそうですが、輪島港が使えない本土の被害実態を知りようがなく、救助は断ったようです。見捨てられていたわけではありません。
定期船は1日1便
輪島港との定期便は1日1往復ですが、冬季の就航率は50%以下です。もともと商店などない離島ですから、食料や日用品なら十分な備蓄があったはずです。水をどうしたのかはわかりません。
舳倉島は震度5弱で、津波測定はされていません。ひょっとすると、隆起した輪島より被害は大きかったのかもしれません。
島の中央にある灯台の隣には「へぐら愛ランドタワー」があります。診療所もその周囲のようです。島内にゴミ処理施設がありませんので、ゴミは定期船で本土まで運んでいるようです。国定公園であり、党内でのキャンプは禁止されています。
島の面積は?
国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」には、付録として1km2以上の島の面積が掲載されています。石川県では能登島が掲載されているだけです。つまり、舳倉島の面積は1km2未満ということになります。
1日1往復の定期船「希海(のぞみ)」の運行会社サイトには「103ha」と記されています。
舳倉島は、輪島市の北方海上約50kmに位置し、島の形状は北東~南西方面に伸びた長卵形で、総面積103ha、標高約13m,周囲約5km(一周1時間ほどで周れます。)1000~1700年前の火山活動によって火成岩で出来ている島です。
へぐら航路株式会社>舳倉島の観光スポット(2024/01/22閲覧)
観光連盟サイトでは「60ヘクタール」です。
輪島の北方約48キロメートルの海上に浮かぶ、溶岩が冷え固まってできたとされる島です。東西に2キロメートル、南北に1キロメートル、面積は60ヘクタールあります。海面から12.5メートルの丘が海面から一番高い場所です。
公益社団法人石川県観光連盟>舳倉島(2024/01/22閲覧)
Wiki「舳倉島」では面積が「0.55km2」です。なお、標高については地理院地図に標高12.5mの三角点があります。
周囲約5 km、面積0.55 km2の島である。海抜高度は最高地点で12.4 m、
Wikipedia>舳倉島(2024/01/22閲覧)
内閣府「日本の国境に行こう!!」も「0.55km2」派ですが、私が行きたかったのは島の北側にある龍神池でした。
周囲約180m、底が竜宮城に通じているといわれ、決して水が枯れることがないという伝説がある。淡水で、舳倉島の蚊の生息地でもある。
日本の国境に行こう!!>龍神池
行ったところで何もないでしょうし、潜るつもりもありませんが、流体という点でも気になります。
コメント