岡崎の公共施設「りぶら」で統一教会系?の会合予定

岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」

岡崎市立中央図書館に併設された図書館交流プラザ 「りぶら」という施設があります。2008年11月にオープンした施設です。292席の貸しホール、スタジオ、会議室などを備えています。名称は「Library(図書館)」と「Liberty(自由)」を組み合わせた造語だそうです。

岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」

岡崎家庭教会から徒歩10分弱のこの施設で、今年9/23(土)に「家庭教育全国フォーラム」なるものが開かれるようです。

2023年9月23日(土) 愛知県岡崎市リブラ​【家庭教育全国フォーラム】​開催決定!

NPO法人全国家庭教育支援センター>全国ペアレンティングネットワーク

主催するのは、同市内の個人宅と思われる建物に主たる事務所を置く「NPO法人全国家庭教育支援センター」かと思われますが、明記されているわけではありません。

NPO法人全国家庭教育支援センター

ここは「全国家庭教育支援センター」であり、「善性館」であり、「山本チヨヱ教育研究所」でもあるようです。ちなみに、従たる事務所の所在地が埼玉県白岡町でしたので、ストビューで訪ねてみると「吉田」の表札がある個人宅でした。

全国家庭教育支援センター

岡崎市の隣が豊川市、その隣が豊橋市(東京から見れば手前)です。

三河地方
東愛知(地理院タイルを加工)

豊橋家庭教会のWebページにはこう記載されています。

無料動画プレゼント!!
全国から講演依頼がやまず、先生の元では子どもが健全に育つと評判の、全国家庭教育支援センター山本チヨヱ先生から、毎日数分のアドバイス動画が届きます!

豊橋家庭教会>おすすめ情報(2023/04/05閲覧)

あいにく私は存じ上げませんでしたが、「全国から講演依頼がやま」ないほど評判の先生だそうです。そんなにご高名であらせられるなら、もっと何かが引っ掛かるに違いありません。

●2012/12/28 就任直後の下村博文文部科学大臣を大臣室に訪問
●2015/11/08 「真の家庭国民運動推進全国大会2015」で記念講演
●2019/10/05 UPF主催の「ジャパンサミット・リーダーシップカンファレンス2019in名古屋」に参加
●2020/05/27 「PEACE ROAD in Ehime」の番組「ホンマルラジオ」にリモート出演
●2022/06/07 センター主催の「不登校・引きこもりへの支援フォーラム」に下村氏が出席

第2次安倍内閣の発足は2012年12月26日です。一般的には御用納めとなるその2日後、文部科学大臣に就任した下村氏を大臣室に訪ねて、ツーショット写真に収まっているのが山本チヨヱ先生なのでした。どうやら中部博友会の会長を務めていたようです。

You Tube公式チャンネル

1936年生まれで二階氏や麻生氏よりご高齢の先生は、当時70歳代半ばになります。山本チヨヱ氏のYou Tubeチャンネルを覗いてみたところ、井上義行参議院議員のチャンネルが登録されていました。

井上義行参議院議員チャンネルが登録

下村氏もそうですが、政治家との接点は愛知県私塾協同組合の理事長、理事、幹事などを歴任したことがそうさせたものと思われます。

なお、「PEACE ROAD in Ehime」の番組では、パーソナリティが2月に韓国で会って以来だとを述べています。

MC「先生、お久しぶりです」
山「お久しぶりです」
MC「といっても2月にはね、韓国でお会いしたわけなんですけども」

ホンマルラジオ>2020/05/27【PRi愛媛】【第398回】夢を語ろうMy Friendは「第七弾リモートインターネットラジオ・愛知から全国家庭教育支援センター代表からのメッセージ!!」 (0:47~1:03)

ダイヤモンドプリンセス号が注目された2020年2月、韓国・清平では「2020天地人真の父母御聖誕100周年および天宙聖婚60周年記念孝情祝祭」が3万人規模で開かれています。

関連団体が公共施設を利用することの可否

また、「ジャパンサミット・リーダーシップカンファレンス2019in名古屋」とは、細田衆院議長が「安倍総理にさっそくご報告いたしたい」リップサービスしたあの有名な会合です。

ついでに、山本チヨヱ氏はFacebookで「人の為になる人生を送りたい」と自己紹介しています。置き薬「遊和」のIHMハッピーワールド日本活魚の企業理念は「為に生きる」です。

山本氏は(1)教団から利用されているだけなのか、(2)教団を利用しているのか、(3)そもそも一体なのかという疑問はあるわけですが、山本氏を「人名録」に加えます(人名録は信者限定としていません)。「全国家庭教育支援センター」のMAP掲載は見送ります。

旧・統一教会(統一協会)の関連団体が、「りぶら」のような公共施設を利用することの可否について、社会的合意はまだ形成されていないと私は理解しています。それ以前に「全国家庭教育支援センター」が関連団体と言えるかどうかについても、議論の余地はあるはずです。

「なあなあ」がどこまで通用するのか、そろそろ正念場を迎えているのかもしれません。「こういうことがあったから関係遮断が必要だ」となっていないのが、今回の不幸と言えそうです。

なお、岡崎市には全国家庭教育支援センターから補助金の申請が出ているようです。

岡崎市>令和5年度岡崎市市民公益活動事業費補助金申請団体一覧

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