文鮮明氏一周忌前日、清心ビレッジで焼身自殺事件

新宿家庭教会

西武新宿線の下落合駅から神田川を渡ったところにあるのが新宿家庭教会です。ただ、正面玄関は反対側(奥の下流側)ですので、駅から5分ほどかかりそうです。

新宿家庭教会

高田馬場駅からは徒歩15分ほどになります。教会サイトには「近くに駐車場が少ないので、お車でのお越しはご遠慮ください」と記載されています。狭い道も多いので、このアドバイスは受け入れるのが賢明です(地図の左下にある卍マークは観音寺です)。

新宿家庭教会
新宿家庭教会(地理院タイルを加工)

文鮮明&韓鶴子夫妻の長男・文孝進氏を迎えて献堂式が開かれたのは1990年7月ということです。文鮮明氏が日本留学時代に下宿していた西早稲田にもっとも近い教会施設です。

教団名改称前の2013年9月26日、新宿教会では小野正博・兵庫教区長の聖和(告別)式が執り行われています。参列者は約450人ということです。

1988年に6500双の祝福を受けた小野教区長は、2002年からは牧会者としてみ旨に邁進されました。韓国滞在中の今年8月22日に負傷し、韓国の病院で治療を続けていましたが、9月20日午後5時7分、聖和されました。享年53歳でした。
小野教区長に対し、韓鶴子総裁から『祝 天城入国忠誠子』という揮毫が授与されています。

家庭連合NEWS ARCHIVES>小野正博教区長の聖和式・原殿式を挙行 2013年9月27日

兵庫教区長の告別式

告別式は次のような式次第です。

10:00「聖和式(告別式)」
●司会:鴨野守・広報局長
●報告祈祷:土谷幸子・兵庫教区婦人代表
●送辞:土井マリ子・兵庫教区代表家庭部長
●メッセージ:梁昌植・世界平和統一家庭連合韓国総会長(趙萬雄・韓国家庭局長が代読)
●特別メッセージ:宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長
●聖和の辞:徳野英治会長

棺は新宿教会から尾瀬霊園に運ばれます。火葬したとの記述はありませんので土葬のようです。

15:45「原殿式(埋葬式)」
●司会:白井康友・家庭教育局長
●報告祈祷:淺川千恵子・東神戸教会婦人代表
●歓迎メッセージ:戸丸廣安・尾瀬霊園園長
●主礼説教:堀展賢(12双)
●送辞:陸泰昊・兵庫教区長

文鮮明氏が亡くなったのは2012年9月3日です。陰暦で一周忌に当たる2013年8月23日、「清心平和ワールドセンター」で追悼式典が予定されていました。教区長が「負傷」した「8月22日」とはその前日になります。

清心ビレッジ

持ち込んだシンナーに火をつけた

追悼式の参加者は約2万人とされ、そのうち約6千人は日本人だったそうです。教区長が宿泊先となる「清心ビレッジ」1階ロビーでチェックイン手続中の8月22日午後4時前に事件が起きたようです。

清心ビレッジ

米本氏のブログ(外部リンク3)によれば事件の概要は次のとおりです。

●教区長と同じ「6500双」の54歳日本人女性が、リュックから5リットルのシンナーが入ったプラ容器を取り出し、教区長に振りかけてライターで火をつけた。
●本人と教区長を含む3人が搬送、最終的に2人死亡(別にもう1人巻き込まれた説あり)。
●54歳女性は広島大原理研の出身、主体者は韓国教会幹部で離婚状態、うつ病を患って渡米中。
●原研時代に勧誘した「霊の子」が兵庫教区で献金トラブル、54歳女性と教区長は面識があった。

もっとも肝心な部分は、54歳女性が教区長にシンナーをかけたのかどうかです。
(A)教区長の眼前で抗議の自殺をしたかった
(B)教区長を狙っていて、結果として自分が巻き添えになっても仕方がないと思っていた

教区長も54歳女性も亡くなっています。(A)なら自殺ですが、(B)は殺人事件です。米本氏は「自爆テロ」としています。教団内ではうつ病が原因ということで終わっているようです。被疑者死亡で被害者も日本人ですから、韓国の警察としてもそれに乗っかれば面倒がありません。

【外部リンク】
(1)■CNN>統一教会の日本人信者、体に火をつけ3人やけど 2013.08.23
(2)■やや日刊カルト新聞>教祖の死後一周年式典前日、韓国の“聖地”で日本人女性信者が焼身自殺図る、殺人未遂事件の可能性も 2013年8月23日
(3)■あと10年をポジティブに生きる記録>教団は第2の自爆テロに気をつけろ! 2015/01/18

この事件に教団が正面から向かい合っていれば、安倍氏銃撃事件は避けられたのかもしれません。

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