1953年第35回大会の「巡」ウラ優勝校は長野県佐久市の望月高校です。
- 松山商3-2土佐6-0中京商2-0宇都宮工6-4鳥取西4-1松商学園
- (信越大会)松商学園3-0新潟南1-0小諸実
- (長野予選)《松本市立5-3小諸実》5-2屋代東1-0赤穂2-0上田松尾
- (東信地区)上田松尾10-3望月
望月高校は1996年に1勝したのを最後に15年連続初戦敗退しています。しかも、この15年連続初戦敗退は2003年を唯一の例外として、すべてコールド点差という徹底ぶりです。2012年からは予選に参加していません。最後の5年間では115失点です。
- 1997年 望月0-8富士見
- 1998年 望月0-14下諏訪向陽
- 1999年 望月2-15塚原青雲
- 2000年 望月2-17中野
- 2001年 望月3-13阿智
- 2002年 望月0-18松川
- 2003年 望月2-6須坂商
- 2004年 望月2-12須坂東
- 2005年 望月2-12飯田長姫
- 2006年 望月4-12北部
- 2007年 望月0-19松本深志
- 2008年 望月0-47長野西
- 2009年 望月2-36辰野
- 2010年 望月0-13赤穂
- 2011年 望月0-10須坂園芸
こういうチームは部員不足というのが相場です。同校Webサイトによれば2017年度の新入生は50人だったようです。共学校で1学年50人では野球どころの話ではないでしょう。
同校の募集定員は1993年に180名から160名に、1996年には120名に、2005年には80名に減少しています。尋常な減り方ではありません。長野県教育委員会のWebサイトで今春の受検者数を調べてみました。
前期試験↑は40名の募集定員に対して受検者が18人、後期試験↓は67名の定員に対して34人しか受検していません。
一般的に公立高校は1学年3学級なら統合対象になるはずです。望月の場合は2学級分の定員しかなく、その定員を6割しか埋められていないのが現状のようです。Wikipediaの「長野県望月高等学校」のページには次のような記述があります。
2006年9月15日 – 長野県蓼科高等学校との統合案を県議会が否決。
田中康夫知事の退任は2006年8月ですから、政争に巻き込まれたというわけではないようです。赤のマーカーが望月高校、青のマーカーが蓼科高校です。直線距離では5kmであり、いたって妥当な統合案のように思えます。
望月宿は旧・中山道六十九次の25番目の宿場です。2012年6月のストリートビューを埋め込みました。
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