最多真冬日は123日、1984寒候年の酸ケ湯と阿寒湖畔

真冬日の最多日数は何日でどこ?

Google先生の検索ボックスに「真冬日の最多は何年のどこ?」と放り込んでみました。

真冬日最多は?

気象庁観測データでは富士山頂が最多に決まっています(あるいは昭和基地)。調べてみると、富士山では1968寒候年(1967年8月~1968年7月)の248日でした。この冬の富士山頂では実に8か月以上が真冬日だったわけです。

もちろん、私が知りたいのは富士山と昭和基地以外ではどこかということです。それなのに、道南の函館が例示されたのではお話になりません。函館では1945寒候年の85日が最多です。函館で85日なら、歴代国内最多が3桁に届かないはずはありません。

AIは旭川と陸別も例示しています。旭川は気象台としては1位か2位、気象官署に拡大しても3位以内が望めそうですが、陸別は真冬日日数としては完全に蚊帳の外です。陸別が真冬日日数をアピールすることは絶対にありません。真冬日基準では不利だからです。

最多を調べるだけでは面白くないので、真冬日100日以上が何回あったかもカウントすることにしました。朱鞠内や幌加内の道北勢と阿寒湖畔(釧路)やぬかびら源泉郷(十勝)の道東勢の一騎打ちだろうと私は予想しました。

酸ケ湯は真冬日100日以上が49年で24回

次表の第1列は真冬日100日以上の回数です。第5列に標高を、第6列に直近の100日以上の年を付記しました。酸ケ湯は観測49年中24回が100日以上でした。890mの標高を侮ってはいけなかったのでした。

百日観測所MAX起年標高直近
24酸ケ湯12319848902017
16白滝12220004752017
15朱鞠内12220002552017
15ぬかびら源泉郷12219845402001
14真狩12219844402012
12上川11619843242017
9阿寒湖畔12319844262012
9志比内12119843102001
9幾寅11919843502005
9朝日11919842252012
9下川11919841432012
9幌加内11819841592012
9鷲倉118198412202012
9美深1161984772012
9雄武1141984141986
8浜鬼志別1221984132016
8浜頓別1172000182001
8名寄1151984892001
8士別11319841352012
8北見枝幸110198471986
7留辺蘂12119843252000
7美瑛11819842502001
7東川11719842152000
7麓郷11619843152001
7中頓別1151984252002
7比布11419841642001
6音威子府1182000402001
6和寒11319841502012
6歌登1121984142012
6稚内108194531996
5江丹別11220001402000
4沼川1161984232001
4宗谷岬1161984262001
4滝上11619841652012
4宇登呂11619841442001
4占冠11219843322001
4中川1121984222001
4西興部11119841202001
4上富良野10719842202000
3生田原11819841992001
3弟子屈11419841702001
3富良野11119841742000
3旭川10918981201945
3紋別1071984161986
3網走1041975381975
2大滝11619843901985
2興部115198482000
2境野11219841842000
2豊富1111984142000
2湧別111198452000
2常呂111198432000
2上士幌10619842872000
2上札内10519842512000
2※船泊105198482000
▲真冬日100日以上が複数回の観測所

年間の真冬日日数としては、1984寒候年に酸ケ湯と阿寒湖畔で観測された123日が最多記録でした。1984寒候年は閏年ですが、年間の3分の1以上が真冬日だったことになります。3位タイにはオホーツクの白滝だけでなく、羊蹄山の真狩も名を連ねています。

旭川は気象台2位で気象官署4位です。ここで注目すべきは「日本一寒い町」を称する陸別の名前がないということです。

陸別は100日台が1回だけ

陸別では1984寒候年に105日の真冬日を観測しているだけで、100日以上はこの年限りです。真冬日の平年値は70.9日に過ぎません。最低気温もマイナス33℃台までです。ただ、寒い季節にはしっかり寒いのが陸別です。

1小清水115198452
1遠軽113198480
1佐呂間112198454
1喜茂別1101984264
1美幌110198460
1津別1101984100
1川湯1101984158
1斜里109198415
1石狩沼田107198463
1天塩10719849
1知方学1071984149
1支笏湖畔1061984290
1遠別10619847
1鹿追1061984206
1陸別1051984210
1八幡平1041984578
1夕張1041984293
1薮川1031984680
1北見1031984104
1留萌102194524
1更別1021984185
1羽幌10119458
1沓形101198414
1新得1011984178
1幌糠100198420
▲真冬日100日以上1回の観測所

誤って1か所削除してしまった可能性がありますので、上の表は完全無欠なものではありません。

0焼尻99198438
0菅平9919841253
0休屋981984414
0日高981984280
0羅臼97198415
0芦別97198491
0標津9719843
0倶知安961945176
0礼文96201265
0太田96198485
0桧原961984824
0初山別95198427
0小樽95194525
0達布94198430
0奥日光9419841292
0岩見沢93198442
0増毛93198420
0中標津93198450
0根室92194525
0区界922012734
0上標津922012160
0厚床92198441
0芽室92198490
0本泊91201230
0納沙布91198412
0榊町9119842
0駒場911984112
0森野911984170
0寿都91194533
0札幌90194517
0帯広90192538
0紋別小向90198418
0広尾86198632
0釧路8419455
▲真冬日100日に達したことのない主要地点

連続真冬日記録は92日

連続真冬日の記録は、1944年12月3日から翌1945年3月4日にかけて北見枝幸と雄武で観測された92日です。グラフは日最高気温を示しています。まるまる3か月の間、気温が氷点下のままだったわけです。

92日連続真冬日
気象庁>雄武(網走・北見・紋別地方) 1944年12月(日ごとの値)主な要素 など

なお、東京と福岡では過去4日、大阪では1日だけ真冬日があります。

東京4日1967/2/12が最後
大阪1日1936/1/17だけ
福岡4日1977/2/16が最後
▲東京・大阪・福岡の真冬日

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